ハンディキャップのある作家が手がけたアート作品を展示する「ART & ART WEEK わたしの中のバリアを外すのは、わたしだ。」が10月17日、仙台パルコ(仙台市青葉区中央1、TEL 022-774-8000)6階パルコスペース6で始まった。
宮城県が共生社会の実現に向けた取り組みの一環として企画したアートプロジェクト。昨年初開催し、17日間で約4600人が来場した。
今回は、県内在住の作家から応募された作品約120点の中から、審査を通過した約30点を展示する。会場には、アクリル絵の具、色鉛筆、クレヨン、ボールペンなどで描いた絵画や立体作品が並ぶ。
18日には、映像や音楽など、より多彩な表現を対象とした新設部門「枠におさまらない表現部門」の作品発表を行う。仙台パルコ1・2階正面入り口では10時~13時、14時~16時にドローイングや即興演奏などのライブアートを展開。6階パルコスペース6サテライトでは映像作品を展示し、13時~15時にアーティストによる説明がある。
県保健福祉部障害福祉課の担当者は「アートは障害のある方もない方も楽しめて、心を豊かにするものだと思う。この作品展をきっかけに、心のバリアフリーを図れたら」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~20時(最終日は18時閉場)。入場無料。11月3日まで。
期間中、同館地下1階の「東北スタンダードマーケット」でポップアップショップを展開。参加作家をはじめ、ハンディキャップのある作家のアート作品をデザインした商品を販売する。