宮城県が現在、県内35市町村に設置されているポケモンマンホールふた「ポケふた」を巡る「ラプラス+宮城巡り『ポケふたスタンプラリー』」を開催している。
2019年7月からラプラスを「みやぎ応援ポケモン」に起用し、観光振興や復興支援の取り組みに活用している宮城県。2021年7月には、新型コロナウイルス感染症により落ち込んだ観光需要を喚起するため、「ポケットモンスター」関連事業を行うポケモン(東京都港区)と包括連携協定を締結した。
「ポケふた」は全国各地に設置されているポケモンの絵が描かれたマンホールふたで、宮城県内は35市町村全てに各1カ所設置されている。「みやぎ応援ポケモン」のラプラスを中心にさまざまなポケモンが描かれ、各市町村の自然やイベント、特産品などがデザインされている。
10月に始まった秋季・冬季観光キャンペーンの一環として、県内外からの誘客を図ることを目的に、スマートフォンを使ったデジタルスタンプラリーを企画した。専用サイトにアクセスし、マップでポケふたの場所を確認。実際にスポットを訪れ、マップのピンの近くで「スタンプを押す」をタップするとスタンプがもらえる。
スタンプがたまったら「特典へ応募」が可能となる。35市町村を8ルートに分け、1ルートでスタンプを3つ集めると「ルート賞」としてオリジナルタンブラーと特産品の詰め合わせを80人に、全35スタンプを集めると「コンプリート賞」としてオリジナルトートバッグを30人に抽選で進呈する。
県観光戦略課国内誘客推進班主任主査の嶋健太郎さんは「ファミリー層に人気のある『ラプラス』と組み合わせた周遊企画で、全国からファミリー層の誘客を図るとともに、地域の魅力発信につなげたい」と話す。「これからの時期は見応えのある紅葉シーズンに入る。県内35市町村のポケふたを巡りながら、各地の観光スポットも併せて楽しんでほしい」と呼びかける。
参加にはスマートフォンから登録が必要。2025年2月28日まで。