仙台市内で3月27日、「泉パークタウンまちびらき50周年記者発表会」が開かれた。
「泉パークタウンのこれまでとこれから」をテーマにしたトークセッションの様子
泉パークタウンは、三菱地所(東京都千代田区)が中心となって開発を進めてきた仙台市泉区の郊外型住宅団地。総開発面積は約1074ヘクタール。1974(昭和49)年の「まちびらき」以降、「人と自然の調和した快適な住環境」をテーマに、第1期「高森」(1974年)、第2期「寺岡」(1980年)、第3期「高森」(1985年)、第4期「桂(かつら)」(1991年)、第5期「紫山」(1997年)と開発を進め、2022年には第6期となる「朝日」の販売を始めた。2024年1月現在の居住人口は約2万5000人、世帯数は約1万700世帯。
まちびらきから今年で50周年を迎えることから、2025年春までの1年間、さまざまな周年プロジェクトを展開する。三菱地所東北支店長の増渕多俊さんは「100年を事業期間として考えると50年は折り返し地点。ここでいったん皆さんと共に今までの町を祝いつつ、次の50年に向かって一緒に進みたい」と話す。
発表会では、新コンセプトや周年ロゴ、4月1日から公開する周年記念CMを初披露した。新コンセプトは「Beautiful Ism(ビューティフルイズム)」。同支店の竹村凌一さんは「これまで泉パークタウンでは『Beautiful Town, Beautiful People,Beautiful Life.』をコンセプトに掲げてきたが、これからの時代を見据え、タウン、ピープル、ライフ以外のあらゆる要素や価値観も大切にしながら、町の美しさを皆さまと共に高め合っていきたいとの思いを込めた」と話す。
エドワード・エルガーの「愛の挨拶(あいさつ)」をベースにしたタウンソングも新たに制作し、歌手のさとう宗幸さんが作詞を手がけた。発表会のトークセッションで、寺岡地区の住民でもあるさとうさんは「私が泉パークタウンに住み始めたのは40年弱前。都市でありながら、自然と共生している町の姿が泉パークタウンの一番の魅力ではないかと思う。緑の美しい、花の似合う、自然との共生が本当に似合う町。ゴルフやスポーツ施設もあり、居住地を中心にした、まさにアーバンライフやリゾートライフを楽しめる町だと思っている」と話した。