漫画家・イラストレーターの江口寿史さんの展覧会「江口寿史イラストレーション展 POP STEP」が12月2日、仙台駅東口の「TFUギャラリーミニモリ」(仙台市宮城野区榴岡2)で始まった。主催は河北新報社、仙台放送ほか。
1956(昭和31)年生まれ、熊本県水俣市生まれの江口さん。1977(昭和52)年に週刊少年ジャンプで漫画家デビューし、「すすめ!!パイレーツ」や「ストップ!!ひばりくん!」などの代表作で知られる。1980年代からは、レコードやCDジャケット、広告のイラストも数多く手がけ、その時代のファッションやカルチャーを反映した作風は世代を超え幅広い層の支持を集める。
江口さんの約半世紀にわたる創作から、イラストレーション作品を中心に紹介する同展。雑誌・書籍の表紙や挿絵、CDジャケット、企業広告として使われたイラストを中心に500点以上を展示する。描き下ろしの同展キービジュアル「POP STEP 1」「POP STEP 2」も並ぶ。
同展広報担当者は「江口先生は基本的に漫画家なので、じっと見てもらうと、しゃべるとか、何かをしている瞬間の切り取りになっていたり、一つ一つの絵にストーリーが隠れていたりするのが見どころ。すごいボリュームなので、ゆっくり、じっくりと見てほしい。見れば見るほど発見があると思う」と話す。
期間中、江口さんが来場し、ライブスケッチやワークショップ、サイン会も行う。開催日時はウェブサイトに記載する。
開催時間は11時~17時(土曜・日曜・祝日は10時から、最終入館は閉館30分前まで)。12月の月曜、12月29日~1月3日は休館。入場料は、一般=1,300円、中学・高校生=1,100円、小学生以下無料。来年1月21日まで。