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「利久」醸造所と荒浜の観光農園のコラボ第2弾、初回仕込み分早くも完売へ

赤のスパークリングワインのような色合いの「アラハマブルー」

赤のスパークリングワインのような色合いの「アラハマブルー」

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 岩沼市の希望の丘醸造所がJRフルーツパーク仙台あらはま(仙台市若林区)のブルーベリーを使って醸造したクラフトビール「アラハマブルー」が発売から1週間を待たず完売する見込みとなった。

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 希望の丘醸造所は、牛たん専門店の運営や牛たん加工食品の製造販売を行う「利久」(岩沼市)が手がけるクラフトビール醸造所。「アラハマブルー」は、JRフルーツパークあらはまを運営する仙台ターミナルビル(仙台市青葉区)と利久が共同開発したビールで、昨年12月に発表した「アラハマブラン シャインマスカット IPA」「アラハマルージュ ぶどうレッドエール」に続く第2弾。

 JRフルーツパークあらはま仙台で収穫した約30種類のブルーベリーを使い、スペインから輸入したシェリー酒を醸造した木だるに入れて熟成する。ビアスタイルはバレルエージドフルーツサワーエール。アルコール度数は5.5%で、苦みを示す指数IBUは10。1000リットルタンクで2回仕込み、1回の仕込みに約180キロのブルーベリーを使った。

 9月2日に販売、提供を始め、JRフルーツパーク仙台あらはまでは初日で完売。利久の県内各店での提供分も残りわずかだという。

 利久営業企画課の氏家一裕さんは「乳酸菌発酵による乳酸の爽やかな酸味と、ベルギー酵母由来のスパイシーさがあり、複雑かつジューシーで奥行きのある味わいに仕上げた。食中の一杯にも、ゆったりとした時間を楽しむ際の一杯にもお薦め」と話す。

 仙台ターミナルビル成長戦略室の佐藤啓央さんは「震災から復興し、開業から2年を経たJRフルーツパーク仙台あらはまで収穫された果物をビールに形に変えて提供することにより、宮城にはこんなおいしい食材があると情報発信していきたい。さらに宮城への興味や関心を高め、実際に来てもらうきっかけになれば」と期待を寄せる。

 350ミリリットル缶入りで、価格は770円。2回目の仕込み分は11月から販売する予定。

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