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仙台市内14店で「カレースタンプラリー」 地元農産物の消費拡大目的に

参加店の一つ「旬菜×パスタ DACCHA」(仙台市若林区荒井切新田、せんだい農業園芸センター内)で提供する「ひまわりカレー」(写真提供=仙台市農政企画課)

参加店の一つ「旬菜×パスタ DACCHA」(仙台市若林区荒井切新田、せんだい農業園芸センター内)で提供する「ひまわりカレー」(写真提供=仙台市農政企画課)

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 仙台産の野菜やコメを使ったカレーを提供する飲食店を巡る「とれたて仙台カレースタンプラリー」が現在、仙台市内で開催されている。

「とれたて仙台カレースタンプラリー」冊子

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 生産地と消費地が近いため新鮮な農産物が手に入りやすい環境を生かし、仙台市は2021年から、仙台産農産物の魅力を発信する事業「とれたて仙台」を展開。ウェブサイトとインスタグラムを開設し、生産者インタビュー、レシピ、直売イベントや飲食店の紹介などの情報発信を行うほか、飲食店や量販店で仙台産農産物を提供する「とれたて仙台プロジェクト」を行っている。その一環で今回初めてカレースタンプラリーを企画した。

 市農政企画課農食ビジネス推進室主事の村上由衣さんは「仙台は稲作が盛んで農地の約9割を水田が占めているが、近年はコメの消費量が減少し米価が下落傾向にある。今回のイベントを通して地元の農業者やコメをはじめとする農産物をPRし、消費者に地元の農業を身近な存在として感じてもらうことで、仙台産農産物の消費拡大や地元飲食店の利用促進につなげたい」と話す。

 参加14店で対象となるカレーを食べるともらえるスタンプを3つ集めて応募した人が対象。コメや特製スパイス、焼き菓子などを抽選で計50人に進呈する。

 スタンプラリー冊子は参加店をはじめ、仙台市地下鉄の一部の駅に設置する。村上さんは「生産者の紹介や農産物を購入できる場所も紹介しているので、スタンプラリーが終わった後も、新鮮な農産物を買ってほしい」と呼びかける。

 期間中、インスタグラムで投稿企画も行う。「とれたて仙台」のアカウントをフォローし、ハッシュタグ「#とれたて仙台」を付けて参加店のカレーの写真を投稿した人の中から抽選で10人に、仙台産米とスパイスのセットを進呈する。

 今月31日まで。応募受け付けは9月4日まで。

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