クラフトビール専門店「Fridge Store(フリッジストア)」(仙台市宮城野区榴岡5)がJR仙石線榴ケ岡駅近くにオープンして2カ月がたった。
クラフトビールバー「宮千代BASE」(宮城野区宮千代2)の系列店として4月23日にオープンした同店。コンセプトは「肩肘張らずに、気軽にクラフトビールを買える店」。店主の氣仙馨さんは「クラフトビールという呼び名が浸透はしてきているが、国内におけるシェアは2%。ビアバーに来るお客さんも100人のうち2人程度だと考えると、そこまでたどり着く動線をつくりたい」と話す。コロナ禍での外食自粛も受けて酒販免許を取得し、同店をオープンした。
店舗面積は12坪。店内の冷蔵庫には、国内外合わせて常時120種類以上をそろえる。「ビギナーからギーク(マニア)まで幅広く対応できるように」と、ラガー、エール、サワー、IPA、スタウト、サイダーなど、さまざまなスタイルを取りそろえる。価格は500~2,500円台。店内奥には角打ちスペース(6席、スタンディングで12人程度)も設け、別途利用料(100円から)がかかる。
客単価は2,500円。客層は、クラフトビール好きが1割程度で、ビギナー層、特に近隣の方が多く、子ども連れや学生、会社帰りの人など幅広い層が訪れているという。
「クラフトビールは難しいとか高いとか思っている方にこそ、気軽に見るだけでもいいので来てもらいたい。アートのようなパッケージデザインを見て、多様性を感じるだけでもビールのイメージが変わると思う」と氣仙さん。「コロナ禍も明けて人が集まる場や飲み会も増えてくると思う。そんな機会にクラフトビールを選択肢の一つとして選んでもらえたら」と呼びかける。
営業時間は、平日=15時~22時、土曜=14時~21時、日曜=12時~17時。休店日はインスタグラムと店頭で知らせる。