「行き先を選べない旅」を楽しめるカプセル型自販機「旅くじ」が7月22日、仙台パルコ(仙台市青葉区中央1、TEL 022-774-8000)本館9階レストランフロアに設置された。
低コスト航空会社(LCC)Peachが、新型コロナウイルスの影響による旅行自粛が広がる中、「行き先を選べないドキドキ感と、偶然性がもたらす新たな出会いと発見を楽しんでもらいたい」と企画した「旅くじ」。同社事業戦略企画室の橋本理さんは「コロナ禍でわれわれも厳しい状況で、お客さまもいろいろな制限があり我慢されている状況だった。何かチャレンジしたいという思いと、皆さんに旅の楽しみを思い出してほしいという思いで設置に至った」と振り返る。
昨年8月の大阪・心斎橋パルコを皮切りに、渋谷、名古屋、福岡、札幌のパルコ、ピーチ機内などで展開。累計販売個数は約2万4000個(2022年6月時点)を突破した。東北での展開を求める声を受け、初めて仙台に設置した。
カプセルの中には、仙台空港出発の国内4路線(札幌、名古屋、大阪、沖縄)のうち、指定された行き先と旅のミッション、同社の航空券が購入できる「ピーチポイント」6,000円分または1万円分の交換コード、オリジナル缶バッジ1個が入っている。初回投入分のみ仙台名物「ずんだ」をイメージした緑の旅くじ「ずん玉」もあり、3万円分相当のピーチポイントが入っている。
価格は1回5,000円で、スマホ決済サービス「Pay Pay」支払いのみ対応する。ピーチポイントの有効期間は9月30日で、期間中に航空券を購入すれば搭乗日に制限はない。
ミッションは、「大阪のおばちゃんぽい服で新世界を歩いてきて!」「『今日のナナちゃん』とツーショットコーデで写真撮ってきて」「時計台に行って、自分の家の時計(持参)の時刻を合わせてきて!」など就航地にちなんだもの。橋本さんは「ミッションは全社員の思いも込めて作っている。メジャーなものだけではなく、ちょっとおばかなものとか、調べないと分からないような、その地を理解してもらうためのものも入っている。しっかり予習をしてから旅を楽しんでもらえたら」と話す。
営業時間は11時~23時。設置は9月4日まで。