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二日町のホテル内に24時間無人販売のトースト専門店 障がい者就労支援にも

アパホテル仙台勾当台公園で24時間営業する「パーシモン」

アパホテル仙台勾当台公園で24時間営業する「パーシモン」

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 無人販売のトースト専門店「persimmon(パーシモン)」アパホテル仙台勾当台公園(仙台市青葉区二日町、TEL 070-5086-7642)がオープンして2カ月がたった。運営は、宮城・岩手で障がい者就労継続支援事業所や障がい児向け放課後等デイサービスを展開する秀賀会(青葉区)。

人気商品の「蒸し海老アボカドのトースト」と「鯖の唐揚げのクラブハウスサンド」

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 昨年5月、同じ二日町の仙台市役所裏に勾当台本店としてオープンした同店。今回本店をアパホテル仙台勾当台公園内へ移転することに伴い、1号店の北四番丁店と共にベーカリーからトースト専門店へリニューアルした。

 同店では以前から、障がい者就労支援の一環として就労継続支援B型事業所「チャレンジビラ」の利用者7、8人が食材のカットや具材のせなど、調理補助を担っている。秀賀会社長の須賀秀勝さんは「もともとはさまざまな種類のパンを扱っていたが、利用者さんたちには作業が難しく、職員が忙しくなってしまった。食材のカットや食パンの上に具材をのせるなど、利用者さんが得意としている調理補助の仕事を増やしたいと考えた」と話す。「無人販売にすることで販売の手間が減り、職員が利用者さんの調理補助指導などに時間を割けるようになった。利用者さんができる仕事を増やし、工賃の向上を目指したい」とも。

 食パンの生地は、生クリームやバターをふんだんに使うことで「ミルキーな味わいとしっとりとしたやわらかさに仕上げた」という「高級仕立て食パン」、やわらかくもっちりとした中身とパリッとした耳の食感が楽しめるフランスパン用の生地を使った「フランス食パン」、発酵バターと小麦の生地を何層にも重ねた「デニッシュ食パン」の3種類。北四番丁店の工房で焼き上げ厚めにカットした食パンに、生地と相性のいい具材をのせてトーストする。

 メニューは、「野菜ごろっと辛口カレートースト」「半熟たまごとマヨネーズトースト」「半熟玉子と納豆マヨネーズトースト」「ちくわのマヨトースト」「ピザトースト(トマトソース)」(以上、高級仕立て食パン)、「鯖(さば)の唐揚げのクラブハウスサンド」「蒸し海老(えび)とアボカドのトースト」「ジャパンXのチョリソーとチリソースのトースト」「和牛とごぼうきんぴらのトースト」「明太(めんたい)トースト」「ガーリックトースト」「ずんだあんバタートースト」「こしあんバタートースト」(以上、フランス食パン)、「ミルクトースト」「メープルナッツのトースト」(以上、デニッシュトースト)など常時20~25種類。

 価格は250円均一。券売機でパンの個数を選んで購入した券をカウンターの回収ボックスに入れ、その個数分を陳列棚から選んでテイクアウトする。

 オープンから2カ月がたち、近隣住民や会社員、ホテル宿泊者が利用しているという。同社の佐竹良介さんは「朝やランチ、小腹がすいた時など、いつでも利用してもらえれば」と呼びかける。

 24時間営業。

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