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みやぎ生協利府に仙台三越小型店 初のスーパー内出店で「日常にアプローチ」

オープン当日、テープカットの様子

オープン当日、テープカットの様子

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 利府町の「みやぎ生協利府店」内に6月24日、仙台三越の小型店「三越利府店」(TEL 022-762-8287)がオープンした。

「三越利府店」店内

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 石巻、大河原、富沢、タピオ(仙台・泉)、古川、山形に小型店を展開してきた仙台三越。小宮仁奈子社長は「百貨店が非常に厳しい状況が続く中、お客さまとどうつながっていくかというところで、店舗でただお客さまをお待ちするだけなく、日常の生活にどう入り込んでいくかも大切」と話す。

 利府への出店については、「人口が増加しているベッドタウンで、当社のハウスカードをお持ちのお客さまが利府や(隣接する)塩釜、多賀城に3000人くらいいらっしゃる。そういったお客さまの日常にどうアプローチできるかを考えた」と小宮社長。

 スーパー内への出店は今回が初めて。年間の売り上げ目標は2億円という。「お客さまのお買い物の頻度は、これまでの路面店とは大きく異なると思う。三越という店に触れる機会が増えることも出店理由の一つ。お客さまの生活を豊かにする一助になれば」とも。

 店舗面積は140坪。食品、婦人服、ファッション雑貨、アクセサリー、リビング用品などを取りそろえる。食品は、「北野エース」「かきたねキッチン」「伊豆沼ハム」など、仙台三越でも人気を得ている店舗やブランドの商品をラインアップする。仙台三越で取り扱いのある商品(一部を除く)の受け取りや支払いもできるほか、デジタルに不慣れな客へ入会方法や操作、購入方法などをサポートする「デジタルカウンター」も設置する。

 みやぎ生協協同組合の代表理事・専務理事・コープ東北常任理事の尾川輝敏さんは「利府の地域は商業施設がたくさんあり、その中でどういう特徴を出していくのかを地域の方々から求められている。そんな中で今回、仙台三越さまと一緒に店を出すことができたのは非常に意義のあること」と話す。

 営業時間は10時~19時。

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