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仙台市若林区の集団移転跡に複合施設 温泉・農園・カフェ・レストランなど

複合施設「アクアイグニス仙台」イメージ(写真提供=仙台reborn、一部トリミング)

複合施設「アクアイグニス仙台」イメージ(写真提供=仙台reborn、一部トリミング)

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 仙台市若林区の防災集団移転跡に4月21日、複合施設「アクアイグニス仙台」(藤塚松の西)がオープンする。

地下1000メートルから湧き出る温泉「藤塚の湯」

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 仙台reborn(青葉区北山1)が2020年10月から、仙台市集団移転跡地利活用事業、宮城県沿岸部交流人口拡大モデル施設整備事業の一環として用地開発を進めてきた。「治する・食する・育む」をコンセプトに、新たな観光・交流の起点となる「東北復興のシンボル施設」を目指す。

 敷地面積は3万2500平方メートルで、温泉棟、カフェ棟、マルシェ棟、ベーカリー棟、レストラン棟、スイーツ棟、農業ハウスから成る。温泉施設の建物は、災害時の避難所としても活用する。

 地下1000メートルから湧き出る温泉「藤塚の湯」、地元の農産物を販売するマルシェ「リアン」、パティシエ・ショコラティエ辻口博啓さん監修のパティスリー・ショコラトリー「コンフィチュール アッシュ/ル ショコラ ドゥ アッシュ」、ベーカリー「マリアージュ ドゥ ファリーヌ」、「リストランテ アクアパッツァ」オーナーシェフ・日高良実さん監修のイタリアンレストラン「グリーチネ」、日本料理「賛否両論」の店主・笠原将弘さん監修の和食店「笠庵(かさあん)」、「猿田彦珈琲(コーヒー)」が出店する。

 日高さんは「阪神・淡路大震災で海から漁船で最初に支援をもらったのが気仙沼。現地の人に恩返しとして、子どもたちへの食教育なども気仙沼で行ってきたこともあり、今回参画できるということにご縁を感じている。東北・宮城の四季折々の食材を皆さまにおいしく提供していきたい」と話す。

 笠原さんは「震災当時は東京の料理人の有志で集まり、被災地で支援をしていた。その後も東北とは縁があり、さまざまなお仕事をさせていただいている。和食ということで、三陸の魚介にも大変お世話になっている。料理で少しでも恩返しできたら」と話す。

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