宮城を中心に東北の地場産品を集めた「みやぎ・みちのくカイタク市場」(仙台市青葉区中央2、TEL 022-796‐5325)が10月15日、クリスロード商店街内にオープンした。
市内で宮城の水産加工品を集めた「みやぎ水産の日アンテナショップ」を運営するカイタク(若林区大和町4)の新店。今年3月に閉店した「地産地消市場 仙臺(せんだい)いろは」「仙台縁日」跡にオープンした。
社長の山野目真悟さんは「前テナントの閉店により、仙台の中心部で地場産品を買えなくなって不便だという声を多く聞いていた」と話す。「生産者と消費者をつなぐ懸け橋を仙台の中心につくりたい」と、地元客をメインターゲットに据える。
店舗面積は約40坪。ホヤ、カキ、金華サバなど、県内の水産物を使った加工品を集めた「みやぎの海」コーナー、肉や野菜、調味料など、地元素材を生かした商品を集めた「みやぎ・みちのくセレクト」コーナー、野菜、肉、水産物、菓子など、宮城・東北の生産者や製造者が週替わり出店する店前の「催事」コーナーで構成する。
約350点の地場産品をそろえ、店内の商品を合わせたオリジナルギフトにも対応。日常的に利用できるようにと、朝市直送の野菜を販売する「カイタクマルシェ」コーナーや、棒すしや太巻き、カキフライなど、市内で居酒屋を展開する「金市朗(きんいちろう)」(宮城野区萩野町2)が手掛ける総菜コーナーも用意する。
オープン後は50~60代女性を中心に、オフィスワーカーの利用も多いという。山野目さんは「商品ラインアップを増やし、季節のものも随時取り扱っていきたい。催事は週替わりなので、定期的に通ってもらえたら」と呼び掛ける。
営業時間は10時~18時30分。