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仙台「アンパンマンミュージアム」が10周年 参加型企画展開、記念館内装飾も

増田セバスチャンさんプロデュースのアートワークショップ「みらいにいろをつけよう!」。初日は増田さん(手前左から3人目)も来館し、親子で楽しむ様子を見守った

増田セバスチャンさんプロデュースのアートワークショップ「みらいにいろをつけよう!」。初日は増田さん(手前左から3人目)も来館し、親子で楽しむ様子を見守った

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 今年で開業10周年を迎える「仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール」(仙台市宮城野区小田原山本丁、TEL 022-298-8855)で7月2日、アーティスト・増田セバスチャンさんプロデュースのアートワークショップなど記念企画が始まった。

増田セバスチャンさんがプロデュースした「にじのさかみち」の装飾

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 「それいけ!アンパンマン」をテーマにした全国3つ目の参加・体験型施設として東日本大震災のあった2011(平成23)年7月22日にオープンした同施設。当初は4月22日のオープンを予定していたが、震災で建物のガラスが割れるなどの被害を受け、3カ月遅れで開業にこぎ着けた。2017(平成29)年3月には全国初となる「バイキンひみつ基地」を、2019(平成31)年3月には「SLマンひろば」と「あかちゃんまんテラス」を、それぞれオープン。2019(平成31)年4月26日には、有料入館者数300万人を達成した。

 10周年を記念して、7月2日から来年3月31日まで「アンパンマンのマーチ」をテーマにした記念企画を展開。期間中は、館内に増田さんによる装飾を施し、アートワークショップや来場者の歌声で施設のBGMを作る収録イベントなどの参加型プログラムを提供する。アンパンマンが登場するミニステージは「アンパンマンのマーチ」をテーマにリニューアルするほか、同施設のキービジュアルも新たに制作し、限定グッズを販売する。

 増田さんがプロデュースするアートワークショップ「みらいにいろをつけよう!」は、アンパンマンの世界が再現されたミュージアムに続くプロムナード「にじのさかみち」を来場者と一緒に装飾するプログラム。ペンやシール、リボンなどで飾り付けた6色の風船を「にじのさかみち」の上空に浮かせる「アンパンマン」や「しょくぱんまん」「ばいきんまん」など5体のビニール製バルーンのオブジェの中に入れてカラフルに装飾する。開催場所はミュージアム内「パンこうじょうのおか」で、1日2回(10時15分~11時、14時~15時)。

 仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール統括の星幸子さんは「『アンパンマンのマーチ』 をテーマに、明るくカラフルなアンパンマンたちのイメージと未来を結び付けていくような企画をにじのさかみちを使って何かできないかと考えた。増田さんが未来をテーマにカラフルなコンセプトで作品を作っていることとちょうど合致し、オファーした」と話す。

 増田さんは「2021年は、人と人、心と心を結ぶ営みを再考し、再構築するターニングポイントだと考えている。ここから始まる未来は、まだ何色でもない。このミュージアムを訪れる人々の未来がカラフルで自由であってほしいと思い、にじのさかみちの装飾とワークショップを企画した」と明かす。「空飛ぶアンパンマンたちに思いを託し、皆さんの色、新しい色で彩ってもらえれば」と呼び掛ける。

 営業時間は、ミュージアム=10時~17時(最終入館は16時)、ショッピングモール=10時~17時。入館料は2,000円(1歳未満無料)。

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