仙台経済新聞の2021年上半期PV(ページビュー)ランキングは、博多発豚骨ラーメン「一蘭(いちらん)」の出店を報じた記事が1位となった。
ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10本は以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 仙台駅前に豚骨ラーメン「一蘭」東北初出店 味集中カウンターに独自の注文方法(1/26)
2. 仙台・卸町に「ブーランジェリー ジラフ」移転 パン100種超、2階にコーヒー店(3/17)
3. 「イオンモール新利府 南館」3月開業へ 食とファッション、アミューズメント集結(2/3)
4. 仙台駅構内「レストランハチ」にテークアウト新商品 サンド富澤さんの一言で(1/14)
5. 「イオンモール新利府 南館」開業 ソフトオープンには3日間で11万人(3/5)
6. イオンモール新利府にライフスタイル雑貨「フライングタイガー」 東北初常設店(3/2)
7. サンド富澤さんの一言で誕生「コペリタン」、人気受け「ハチ」各店で販売へ(4/21)
8. 仙台・広瀬通に和栗モンブラン専門店「栗歩」東北初出店 高級路線で全国展開(5/28)
9. 仙台にローマ発スイーツ「マリトッツォ」専門店 テークアウトとデリバリーで(5/16)
10. 宮城県が前売り宿泊券半額販売 事業者支援で、感染状況見極めに利用期間設定(6/16)
国内外85店舗目・東北初出店となった「一蘭 仙台駅前店」(仙台市青葉区中央2)は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、昨年12月の予定を延期し1月28日にオープン。同店担当者によると、一番乗りの客は前夜から開店待ちをするなど、直後から予想を上回る数の客が来店したという。現在も東北各地などから客が訪れ、客席が半個室の「味集中カウンター」のため安心できるという声も上がっているという。担当者は「オープンについて多くの人に知ってもらうことができ、うれしく思う。本場、本物の豚骨ラーメンを味わってもらうことを第一に、衛生対策を万全に来店をお待ちしている」と呼び掛ける。
話題を集めやすい新店の記事が上位に入る一方、1979(昭和54)年に名取市で創業し、おととし40周年を迎えたハンバーグレストラン「ハチ」が発売した新商品の記事が4位と7位に入った。仙台出身のお笑いコンビ・サンドウィッチマンの富澤たけしさんがテレビ番組の企画で同店の「ハンバーグのせナポリタン」をアレンジコッペパンの具材として紹介し、「これハチでメニューにしてくれればいいのに」と発言したことがきっかけで商品化。平日・休日問わず約300個を売り上げる人気商品になり、4月には取り扱いをハチ各店に広げた。運営会社オールスパイス(仙台市青葉区)の角田秀晴社長は「富澤さんに感謝。お客さまの声に『新しい仙台名物』といった言葉があることがうれしい。そんな商品になれるようにこれからもこつこつと頑張りたい」と話す。
3月5日に開業した「イオンモール新利府 南館」(利府町)と入居テナントの記事も3本ランクインし、関心の高さをうかがわせた。7月2日に大規模リニューアル工事を終えた既存館が「北館」として営業を始め、全館合わせて「東北最大のイオンモール」(運営会社調べ)としてグランドオープンする。