仙台市青葉区の角川ビル2階に8月5日、洋服・雑貨のセレクトショップ「Raminka mirankA(ラミンカミランカ)」(仙台市青葉区中央2、TEL 022-355-9660)がオープンした。
同店を経営するのは、短大時代から親友の2人の女性、後藤美香さんと鈴木蘭さん。「アウトレットや大型店が増えて『同じもの』があふれる大量生産、大量消費の現代に疑問を感じていた」という後藤さん。「ヨーロッパのアンティークのように、良質な物は母から娘へ、娘から孫へと受け継がれ、時を経て味わいを増していく。現代の人にも思いやりを持って物を使ってほしい」との思いを込めて同店をオープンした。
2人の名前の「ミカ」と「ラン」から名付けた「Raminka mirankA」。その店名にちなんで、「昔、森で洋品店を営んでいた角の生えたウサギのラミンカとミランカ。ある日、いたずら魔女の魔法で現代に飛ばされてしまった2匹は、昼になると女の子に姿を変えて洋品店を営んでいる」というストーリーを設定した。
店舗面積は21坪。物語に合わせてフランスの森の中にある洋品店をイメージした店内には、流木やアンティークの什器、鳥かごを模した試着室などが並ぶ。
商品は「作り手が見えるぬくもりのある商品」を中心にセレクトし、販売を通して「ロハススタイル」を提案。取扱商品は洋服、オーガニックコットンウエア、フランスのアンティークレース、キャンドル、アンティーク食器、布ナプキン、フェアトレード商品、ドライフラワーなど。「チエミハラ」「クローネ」「matta NY」「TERRA PLANA」「yoin」「Yoda Hidemi」など国内で取り扱いの少ないブランドをそろえる。
後藤さんは「ロハスに興味を持ち、身近に感じてもらって、できることから何か一つでも始めてほしい。この場所がライフスタイルを見直すきっかけになれば」と話す。
営業時間は10時30分~19時30分。木曜定休。