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仙台・河原町にマーボーラーメンの店 居酒屋店主が業態変更、町中華料理も

「ガリデブチュウ」店内

「ガリデブチュウ」店内

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 マーボーラーメンが看板メニューのラーメン店「ガリデブチュウ」(仙台市若林区河原町1、TEL 022-797-9250)が仙台市地下鉄河原町駅近くにオープンして3カ月がたった。

看板メニューの「麻婆拉麺」

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 青葉区国分町で約10年間、居酒屋を経営していた店主の伊藤公都士さん。今年6月に店を閉め、業態をラーメン店に、場所を河原町に変え9月18日にオープンした。「もともとラーメン店がやりたくて、居酒屋でもラーメンを提供してきた。ランチ営業も考え、国分町ではない場所を選んだ」と話す。店舗面積は約9坪。席数はカウンター、テーブル計18席。

 看板メニューは1日60~70食販売するという「麻婆拉麺(マーボーラーメン)」(850円)。伊藤さんは「普通のしょうゆラーメンではなくインパクトのあるメニューで勝負しようと、居酒屋の一番人気だったマーボー豆腐をアレンジしたラーメンを出そうと考えた」と話す。

 国産の豚粗びきに2種類の仙台みそ、ざらめなどを入れ少し甘めに仕上げた肉みそのマーボー豆腐をスープに合わせる。「甘さと辛さとしびれが極端に伝わるようにしている。ひき肉はすごく甘く、たれはすごく辛めに味付けし、最後にラー油とさんしょうでしびれと香りを出して、スープや麺に負けないように味付けしている」と伊藤さん。麺は、とろみのあるマーボー豆腐を持ち上げられ、濃厚な味に負けないように特注したもちもちした食感のちぢれ中太麺を使う。

 「汁無し麻婆拉麺」(850円)や、通常の5倍ほどの辛さの「超麻辣麻婆麺」(1,000円)も用意。そのほか、ちぢれ中太麺でさんしょうを利かせた「汁無し担々麺」(850円)、マーボー豆腐と担々麺を合わせた「麻婆担々麺」(1,000円)、鶏ガラと豚ガラをベースにかつお節や煮干し、さば節などを使った全粒粉細ストレート麺の「中華そば」(690円)、「竹鶏たまごの煮卵入り中華そば」(810円)、「チャーシュー麺」(890円)などをそろえる。

 「炙(あぶ)りチャーシュー丼」(300円)や「ミニ麻婆丼」(350円)などのサイドメニュー、ビール、焼酎、サワー、ハイボールなどのアルコールも提供する。「町中華」としての利用も考え、夜は「自家製餃子(ギョーザ)6個」「豆苗(とうみょう)炒め」(以上530円)、「麻婆豆腐」「木耳(きくらげ)と豚肉の卵炒め」(以上700円)、「ラーメン屋さんの炒飯(チャーハン)」(730円)など、一品料理も用意する。

 客単価は900円~1,000円。会社員や女性の「おひとりさま」、年配客やカップルなど、幅広い層が来店し、リピーターも多いという。「町中華に寄せたラーメン屋さんを目指してメニューを開発していきたい」と伊藤さん。「やせている人も、ふくよかな人も、中くらいの人にも気軽に来てもらって、おなかいっぱい食べてもらえれば。たくさんの方に愛されるお店にしていきたい」と話す。

 営業時間は、11時~14時30分、17時30分~23時30分。月曜・第3日曜夜定休。年末年始は12月31日~1月3日休業。

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