ネパール産コーヒーなどヒマラヤ山麓地域の特産品を販売するショップ「HM's（ヒマラヤンズ）」（仙台市青葉区一番町4、TEL 050-5319-6804）が10月31日、一番町四丁目商店街の仙台東映プラザビル1階にオープンした。

茶葉や蜂蜜などヒマラヤ山麓地域の特産品が並ぶ店内

　運営はソフトウエア開発などを行う「要」（東京都中央区）。同社はネパール人社員のパールザパチ・スサンさんの「母国を豊かにしたい」との思いに賛同し、2018（平成30）年4月から「ヒマラヤンコーヒー」ブランドでネパール産コーヒー豆の輸入とインターネット販売を行っている。

　「実際に商品を手に取って、試飲し、味わってほしい」との思いから、実店舗開設に踏み切った。仙台を選んだ理由について、「2015年にネパールで大地震があった際、東日本大震災での経験を基に、宮城県の人たちからたくさんの支援が送られた。その支援にネパールの人々は今でも感謝の気持ちを持ち続け、当社のスサンも同じ思いがあり、仙台という地を意識していた」と担当者。「仙台はカフェも多く文化が根付いている」ことも理由に挙げる。

　ヒマラヤンコーヒーは現在、スペシャルティーコーヒー「ナチュラル（原産国＝ネパール）」「ウォシュド（ネパール）」、ブレンド「ヒマラヤンブレンド（ネパール、ブラジル、コロンビア）」の3種類を販売。量り売り（各1グラム＝10円）のほか、「ドリップバッグ（10グラム）」（1個＝180円、5個パック＝850円）も用意する。

　ネパール産の茶葉「ブラックティー」（50グラム＝1,000円）、「ホワイトティー」（同＝1,200円）、「イラムティ」（同＝1,300円）、「ミャンマーのハチミツ（ヒマワリ蜂蜜）」（180グラム＝910円、300グラム＝1,720円）、「ネパールのハチミツ（ヒマラヤ山脈・百花蜜）」（300グラム＝1,940円）、「インドのハチミツ（ニームハニー、アカシアハニー、ホワイトハニー）」（各340グラム＝2,150円）、「ピーナツバター（ノーマル、シュガーフリー）」（各100グラム＝1,400円、各180グラム＝2,160円）など、ヒマラヤ山の麓に位置するインド、パキスタン、ミャンマーなどの特産品も販売。詰め合わせやギフト需要にも応じる。

　「商品を通してネパールやヒマラヤ地域の国々を知ってもらうきっかけになれば。仙台、東北の方々とのつながりが広がるのも楽しみ」と田中恵次社長。スサンさんは「コーヒーやお茶、蜂蜜など一度味見をしてみてほしい。ネパールを身近に感じてもらって、愛してもらえるようになれば」と期待を込める。

　営業時間は11時～19時。月曜定休。新型コロナウイルス感染予防対策として、スタッフのマスク着用、店内の除菌や消毒、定期的な換気、入店数制限を行う。