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仙台のデザイン会社がオンラインマルシェ 苦境の事業者と客つなぎ、応援に

「旅する、イチと二市 in ONLINE」トップページ

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 複合型店舗「1TO2BLDG.(イチトニビル)」(仙台市青葉区片平1)を運営するデザイン・ブランディング会社「ブライト」(同)が現在、オンラインマルシェ「旅する、イチと二市 in ONLINE」を開いている。

マルシェイベント「イチとニ市」過去開催の様子

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 「さまざまな事業者の1歩目2歩目を共に歩もう」をコンセプトに店舗を運営しながら、ビル内を会場にしたマルシェイベント「イチとニ市」を毎月行ってきた同社。新型コロナウイルスの感染拡大で店舗休業やイベント中止、仕事のキャンセルなど大きな影響を受けた。マネジャーの荒川瞳さんは「周りの事業者さんたちも同じ状況が広がっていく中で、ただ収束を待つのではなく、自分たちだから、こんな時だからできることがないだろうかと考え、行き着いたのが『今まで通りマルシェをやろう』ということだった」と振り返る。

 営業自粛やイベント中止で困っている事業者と客をつなごうとオンラインマルシェを開設し、4月18日にスタートした。フード、ドリンク、フラワー、グッズ、ミュージック、アクセサリー・洋服など各カテゴリーの商品・事業者を紹介。毎週木曜に商品を更新し、現在は約25事業者、約200アイテムを掲載している。商品をバイオリンや人の話し声、鳥の鳴き声などオリジナルのBGMを流しマルシェ感を演出する。

 決済機能はあえて設けず、各事業者のオンラインショップに誘導する。オンラインショップのない事業者に対しては、商品を預かりページを用意し、注文管理から梱包・発送まで代行販売を引き受ける。

 5月7日現在でアクセス数は3万8000を超えた。各事業者のウェブショップにも波及し、購買につながっているという。期間は限定せず、「内容もシステムもより良いものになるよう育て、魅力あるコンテンツとして残していけたら」と荒川さん。

 「この場所を通じて好きなお店や作家さんとつながり、応援になり、少しでもプラスに働いていくことを望んでいる。新型コロナが収束した後に笑顔で再スタートがきれるよう、今は前だけを見て、皆さんが少しでも楽しめる時間を提供できたら」と話す。

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