「スープカレー ごほんゆび」(仙台市青葉区小田原6、TEL 022-702-7038)が11月1日、仙台市青葉区にオープンした。
営業マンとして働いていたオーナーの武田穣さんは、たびたび出張で訪れていた札幌でスープカレーのおいしさを知ったという。「食べ歩くだけでなく自分でも作るようになり、仙台にはあまりスープカレーの専門店がなかったので、この味を仙台に届けたいと思った」と話す。30代で退職し、東京・下北沢のスープカレー専門店「ポニピリカ」で2年半の修業を経て、念願かなえ地元で店を開いた。
店名の「ごほんゆび」は、「お父さん指・お母さん指・お兄さん指のように、家族のようなコミュニティーを宮町でつくれれば」との思いから付けた。店舗面積は約8坪。席数はカウンター9席。
ベースとなるスープカレーは、鶏ガラを約5時間煮込んで作るブイヨンをベースに、トマトと和風のだしを合わせた「オリジナルスープ」と、数百匹分のエビの頭を使って作る「濃厚エビスープ」(水曜・金曜・土曜限定、100円増し)の2種類。メイン食材を「野菜」(1,200円)、「チキン」「ベーコン」(以上1,300円)から選び、辛さ(3辛以上は1辛ごとに30円増し)、ご飯の量(S=120グラム、M=180グラム、L=240グラム、同価格)を選んで注文する。ご飯は「カレーに浸して食べたときに、いいあんばいになる」という青森県つがる市産のコメ「まっしぐら」。ブロッコリーや納豆、卵(以上100円)、チーズ(150円)などのトッピングも用意する。テークアウトにも対応。
客単価は1,300円で、メインターゲットは20~40代前半。近隣に住む子どもから年配者まで幅広い層が訪れ、すでにリピート客もいるという。「スープカレーをまだ食べたことのない方も多いと思うので、一度食べてほしい。県内外問わず多くの方に店を認知していただけるようにしたい」と武田さん。「今後はジビエを使ったメニューも展開していきたい。地域の活性化にも貢献できれば」と意気込む。
営業時間は11時30分~15時、18時~22時(日曜は昼のみ)。月曜定休(祝日の場合は火曜)。