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亘理町で恒例「はらこめしスタンプラリー」 23店参加、「好みの味見つけて」

「魚屋hide菊地食品」のはらこめし定食(1,600円)

「魚屋hide菊地食品」のはらこめし定食(1,600円)

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 毎年恒例の「宮城県亘理町はらこめしスタンプラリー」が現在、亘理町内の飲食店や宿泊施設で行われている。主催は亘理町観光協会。

「安達魚店」のはらこめし(折詰)

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 秋サケをしょうゆや日本酒などの割り下で煮て、その煮汁で炊き上げたご飯の上に、サケの切り身とイクラ(腹子)をのせた亘理町発祥の郷土料理「はらこめし」。同協会担当者によると「仙台藩主貞山公(政宗公)が貞山堀を工事臨検した際、漁民がサケの腹子をご飯に炊いて献上したところ貞山公がことのほか喜ばれ、側近へ吹聴したのが始まりと伝えられている」という。

 そのおいしさや魅力を知ってもらおうと、亘理町観光協会が2008年10月~12月に「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」の一環として初めてスタンプラリーを企画。店舗間の周遊を促すとともに事業者の育成と郷土料理の伝承、交流人口の増加と来訪者の実態把握を図った。現在では秋の恒例企画となり、毎回約5000件の応募があるという。

 今回は町内の飲食店・鮮魚店・宿泊施設など23店が参加。参加店で「はらこめし」を注文または購入すると、1食につき1つスタンプが押される。「スタンプ1個コース」と、2店分のスタンプを集める「食べ歩きコース」の2コースを用意。条件を満たして参加店備え付けの応募箱から応募すると、食事券や地場産品詰め合わせ、宿泊券、観光PRキャラクター「わたりん」グッズなどの賞品が抽選で当たる。

 担当者は「店によって盛り付けや味付けが少しずつ違うので、いろいろ食べ比べてもらって、好みの味を見つけてもらえれば」と呼び掛ける。

 11月30日まで。スタンプラリー台紙は参加店で配布する。

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