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宮城・亘理にショップ兼ギャラリー 古い着物をアップサイクル、地元女性が手仕事で

ブランドカラーの白と茶色を基調にした店内。什器は磨き直しやリメークして再利用した

ブランドカラーの白と茶色を基調にした店内。什器は磨き直しやリメークして再利用した

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 宮城県亘理町の五日町商店街に5月15日、「WATALIS(ワタリス) Shop&gallery」(亘理町、TEL 0223-23-1614)がオープンした。

誕生日タペストリー

 たんすに眠る古い着物地を雑貨にリメークし、再び付加価値を付けて世に送り出す「アップサイクル」に取り組む「WATALIS」(同)がショップ&ギャラリー兼工房として開いた同店。着物地の色や柄を生かしながら現代のアレンジを施した商品を町内の女性たちが手作りする。「WATALIS」は亘理町の「WATARI」と「お守り」という意味の「TALISMAN」を組み合わせた造語。

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 空き店舗をリノベーションした同店の店舗面積は約30坪。ギャラリーは、同社の取り組みに共感した日本記念日協会(長野県佐久市)との共同プロジェクト「WATALIS・kinenbiプロジェクト」が運営し、同協会が企画・デザインした「誕生日タペストリー」を展示する。1年の一日一日をイメージした366着の着物地を使った小さな袋を縫い付けたもので、それぞれの袋には記念日や幸運の花などが印刷された名刺大のバースデーカードを入れた。

 日本記念日協会の加瀬清志代表理事は「東日本大震災で亡くなった一人一人にも大切な誕生日がある。そのことを忘れずに、今を生きている人にも、自分の、家族の、友達の、知り合いの、そして見知らぬ人でもその誕生日を思う気持ちを大事にしてほしい」と話す。

 ショップでは、「古い着物の残布で仕立てた巾着袋に、お祝いやお礼の品を入れて感謝の気持ちを伝える」という亘理町の風習を現代風に再現した「FUGURO」(小=2,800円、中=3,800円、大=5,000円)をはじめ、「きものヘアゴム」(900円~)、「きものヘアピン」「わたりのいちごストラップ」(以上1,000円)、「きものカードケース」(2,500円~)、「きものガマグチ」(4,000円~)、「きものストール」(1万3,000円)、着物地柄をプリントしたクリアファイル(各300円)や一筆箋(460円)などを販売する(価格は全て税別)。

 「小さい頃から慣れ親しんできたこの五日町で、また着物や編み物についていろいろ教えてくださる女性の先輩もいるこの近くでお店ができるのは、すごくうれしいこと」と同社の引地恵社長。「工房も併設しているので、制作の過程や思いも含めて商品を知っていただければ」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は10時~16時。日曜・祝日定休。

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