「仙台うみの杜(もり)水族館」(仙台市宮城野区中野4、TEL 022-355-2222)で6月30日、特別ナイトイベント「深海生物を語る・触る・食う」が開催される。
昨年5月に1階「深海 未知のうみ」コーナーをリニューアルした同館。体長約40センチのダイオウグソクムシをはじめとした深海生物の展示や、宮城県沖合底びき網漁業協同組合の協力により県内で捕獲された貴重な深海魚の標本、「日本で最も深い漁」ともいわれる宮城の深海底引き網漁の紹介、書籍「深海魚のレシピ 釣って、拾って、食ってみた」の著者で生物ライターの平坂寛さんが監修する「食」の観点から深海魚を見た「宮城県深海生物のレシピ」などを用意。7月1日には解説板などのバージョンアップを予定する。
同館3周年を記念して企画した同イベントでは、平坂さん、同協同組合、県水産技術センター、渡波水産加工業協同組合の協力を得て、「語る・触る・食う」の3つのテーマで深海生物の魅力を紹介。世界各国のユニークな生物や深海生物の食レポなどを紹介する「平坂寛氏スペシャルトークショー」(19時15分~20時15分)をはじめ、平坂さんや同館の飼育員の解説を聞きながらさまざまな深海生物に触る「深海生物にタッチング」(20時30分~)、宮城の深海生物を原料とした深海生物を試食する「『深海揚げボール』を食べてみよう」(20時30分~)を行う。
同館広報担当者は「深海生物をテーマとした特別ナイトイベントは今回が初めて。生物ライター平坂さんもお招きして、見るだけではなく触る・食べるといった、いつもと違った視点から深海生物の魅力をお伝えするので参加いただければ」と呼び掛ける。
開催時間は19時~21時30分(最終入館は21時)。参加料は2,000円。前売り券の販売は今月29日までで、当日券の販売も予定する。