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山元町「ミガキイチゴ」生産法人と新澤酒造店がコラボでいちご酒 1日1本販売

山元町で生産されるミガキイチゴを使った「濃厚いちご酒」。1日1本限定販売となる

山元町で生産されるミガキイチゴを使った「濃厚いちご酒」。1日1本限定販売となる

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 宮城県山元町で「ミガキイチゴ」の生産・販売を行うGRA(山元町山寺字桜堤)が12月15日、「伯楽星」や「あたごのまつ」を手掛ける醸造元・新澤醸造店(大崎市)とのコラボ商品「濃厚いちご酒」の販売を始めた。

職人の技とITを融合した施設園芸で生産されるミガキイチゴ

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 ミガキイチゴは、山元町で栽培された複数品種のイチゴの統一ブランド。「食べる宝石」をコンセプトに品種だけでなく産地・製法・技術による青果の違いをブランド化し、職人の技とITを融合した施設園芸で高品質なイチゴを安定供給している。最高級ランクの「ミガキイチゴ・プラチナ」は1粒1,000円で販売されることもある。

 これまで、ミガキイチゴを使った3種類のスパークリングワイン「ミガキイチゴ・ムスー」「ミガキイチゴ・カネット白」「ミガキイチゴ・カネット赤」を販売している同社。新澤醸造店とのコラボは今回が初めて。

 同社の岩佐大輝社長と新澤醸造店蔵元杜氏(とうじ)の新澤巖夫さんが「伝統的匠(たくみ)の技と最新のテクノロジーを融合させることで、これまでにない究極のプロダクトを創る」という点で意気投合し、今年春に共同開発プロジェクトをスタート。GRA担当者は「新澤醸造店の技術でイチゴそのものの色、香り、甘さを最大限に生かした商品に仕上げてほしいという岩佐のわがままな要望により幾度とない試作が必要だった」と振り返る。

 同商品は、ミガキイチゴを使用したイチゴリキュール。「清酒仕込みならではのすっきりとした味わいの中にも、ミガキイチゴをぜいたくに使った濃厚なイチゴの余韻が残るのが特徴」と同担当者。「イチゴが持つ自然の香りと甘さと色を丁寧に抽出している。イチゴは手を加えると色と香りを残すことが大変難しく、多くの加工品では香料や人工着色料で補完しているが、濃厚いちご酒ではどちらも使わず、自然そのままのイチゴのフレッシュな香りと美しい色合いのお酒に仕上がっている」という。

 同担当者は「生産数が限られており入手が難しいかもしれないが、機会があればぜひ飲んでみていただきたい」と話す。ロック、ソーダやミルク割りをはじめ、「ウーロン茶で割ると、仙台発祥のカクテルであるレゲエパンチならぬミガキパンチになる。いろいろ割り方を試してほしい」とも。

 アルコール度数は20度。720ミリリットル入りで、価格は2,800円。「楽天市場ミガキイチゴストア」で、1日1本の販売を予定する。

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