仙台でクラフトビールが味わえる飲食店を掲載した「仙台ビールマップ Vol.2」が8月上旬から、市内各所で設置・配布されている。
クラフトビール人気が全国的な広がりを見せる中、仙台でもさまざまなタイプのビールを提供する店が増えてきている。同マップは、地元住民や観光客、出張で仙台を訪れた会社員が店に足を運ぶきっかけになればと、ビアバー「アンバーロンド」(青葉区国分町2、TEL 022-211-5686)店主の田村琢磨さんが企画したもの。2014年5月に第1弾を発行したところ話題を呼び、マップ片手に掲載店を利用する人の姿も各所で見られた。
田村さんが当初から継続して発行することを念頭に置いて作成したという同マップ。第2弾の掲載店は次の14店舗。「アンバーロンド」「グッドビア マーケット エン」「バルベ」(以上、国分町2)、「ダボス」(一番町1)、「オステリア・ガブ」(一番町4)、「麦酒食堂3F-22」(二日町)、「クレプスキュール・カフェ」(春日町)、「立町つくし」(立町)、「のんびり酒場ニコル」(大町2)、「CRAFTSMAN」(中央2)、「癒.酒.屋わおん」(中央3)、「ザ・ハーフペニーブリッジ」「テマカケ キッチン スタイル エン」(以上、宮城野区榴岡4)、「ガル屋」(女川町)。
紙面には、掲載店の場所、店舗写真、紹介文などのデータを掲載。街の地図はビジネスホテル、シティーホテルを前回よりも多く示し、宿泊客が店に向かいやすいようにした。各店のウェブサイトやSNSの利用状況をアイコンで一覧表示することで、アクセス向上も図った。
今回新たに「仙台ビールマップアプリ」の供用も始めた。マップと同様の情報を掲載するほか、ウェブサイトやSNSへのリンク、宮城・東北にある醸造所のウェブサイトへのリンクも備える。iOSのみ対応。利用無料。
同マップのほか、オリジナルアプリ「Social Beer」のリリース、県内醸造所4社の飲み比べイベントなどの企画も次々と打ち出し、クラフトビール文化普及に努める田村さん。興味を持つ人が着実に増えていることを野外出店などで実感し、「ビールのスタイルについて理解した上で、選んで飲む人が多くなっていると感じる」という。10月に仙台市中心部でクラフトビールのイベントを開く計画を進めるなど、さらなるファン拡大に意欲を燃やす。
マップの発行部数は3万部。観光案内施設や、掲載店ほか市内の飲食店・ショップに設置している。