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仙台のビアバーがオリジナルアプリ提供-ビール図鑑と記録、投稿も

オリジナルアプリ「Social Beer by AMBER RONDO」を企画したアンバーロンド店主の田村さん

オリジナルアプリ「Social Beer by AMBER RONDO」を企画したアンバーロンド店主の田村さん

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 仙台のビアバー「アンバーロンド」(青葉区国分町2、TEL 022-211-5686)がスマートフォンアプリ「Social Beer by AMBER RONDO」をリリースした。

「Social Beer by AMBER RONDO」画面

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 ドイツビールをメーンに、国内外の多種多様なビールを専用グラスとコースターで提供する同店。その様子を写真に撮ってSNSなどで公開する客も多く、「仙台でも輸入ビールやクラフトビールへの関心が深まっている」と感じた店主の田村琢磨さんが企画した。「飲食店がオリジナルアプリを持っているというのは、あまり聞いたことがない。仙台発信のこのアプリを通して、よりビールを楽しんでもらえれば」

 内容は、同店で提供するビールの中から田村さんがセレクトした30銘柄を解説する「ビール図鑑」と、それらの銘柄を飲んだ記録を付ける「ビール記録」。ビール記録には制覇率が表示され、ツイッターとフェイスブックへの投稿機能も備える。「来店がなかなか難しい地域の方にも楽しんでいただけるようにと考えた。図鑑はビールのビギナーにも分かりやすく、マニアの方や飲食業の方にも読み応えのある内容」

 開発を手掛けたPRO&BSC(青葉区本町2)の齋正範さんは「飲食店のアプリ制作は初めての試み。ウェブサイト制作とはまた異なる、アプリならではの面白いことができそうだなという感触がつかめた」と振り返る。「『ビールを楽しむ』ということを意識したが、開発中にも度々ビールが飲みたくなったので(笑)、ユーザーの方にもそうなってもらえれば」とも。

 今月4日の同店4周年に合わせてリリース後、常連客を中心に早くも利用者が広がっている。「日本や世界にはたくさんの素晴らしいビールがあり、さまざまなスタイルや味わいがある。アプリを通して、『とりあえずビール』から、『あの国、あのビールスタイルが好き』『あの醸造所、銘柄が好き』とステップアップしてもらえたら」と田村さん。「アプリをきっかけに若い世代にもビールをもっと身近に感じていただきたい。SNSにアップした様子を見て友達同士で話が膨らむなど、ビールを通したコミュニケーションが広がっていけば」と期待を寄せる。

 利用無料。iOSとAndroidに対応する。

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