JR東日本ウォータービジネス(東京都渋谷区)は3月5日、JR仙台駅構内に「次世代自販機 acure(アキュア)」を設置した。
47インチの大型タッチパネルディスプレーを操作して飲料を購入する「次世代自販機」。機械上部のセンサーで購買客の性別・年代を判定し、購入時の時間帯や購入日の気温を掛け合わせて特定の商品に「おすすめ」マークを表示する。購入客が近くにいない場合には時間帯・気温に合わせて購入を喚起するイメージ映像を表示。災害発生時には遠隔操作により即時に商品を無料提供する「災害支援ベンダー」としても利用される。
昨年8月、東京・品川駅に初めて導入され、現在は東京を中心とする28駅に48台を展開。仙台駅への設置は関東エリア外初で、「東北でもっとも利用者が多い駅であり、従来型自販機の売り上げも高いことから設置に踏み切った」と同社広報担当者。東北新幹線の新型車両「はやぶさ」デビューのタイミングに合わせた。
設置個所は、2階=びゅうプラザ前、在来線改札内、3階=新幹線改札内の計3カ所。同担当者は「触っていただくと使い方はすぐに分かるようになっているので、ぜひ一度試していただければ」と話す。
同社では今後、2012年3月までに500台程度を東京近郊に展開する予定。