仙台中央郵便局そばにある小さな居酒屋「ファンキーチキン」(仙台市青葉区北目町、TEL 022-263-0525)がにぎわいを見せている。
同店オーナーの永淵雄馬さんは、市内の居酒屋に約7年間勤め独立。「屋台感覚で、誰でもふらっと立ち寄って飲める空間を作りたい」(同)という思いから昨年12月、「屋台」をコンセプトに同店をオープンした。
店舗面積は2坪。店内は、招き猫やレトロ調のポスター、昭和20年代の仙台の地図が飾られた「どこか懐かしい」(同)雰囲気。小さな店ながら、表では「シャモロック」と大きな文字で書かれたのれんと、同店のマスコットキャラクターが描かれたちょうちんが通行人の目を引く。客席数は7席で、4月からは店外に屋台風のカウンター席を設置する予定。
看板メニューの焼き鳥は、「地鶏手羽一本焼」(880円)、「地鶏モモ串」(380円)、「葱だくガッツリ焼き」(820円)など7種類を用意。永淵さんが生産者から直接仕入れるこだわりの「青森シャモロック」を使用し、「弾力があり、かめばかむほどうまみが口に広がるのが特徴」(同)だという。そのほか、「宮城森林鶏」の「つくね」(300円)や、「下仁田葱一本焼き」(300円~)、「三角油揚げ」(400円)、「ホルモン焼き」(420円)、「北目町つゆだく焼ソバ」(620円)など、40種類以上のメニューをそろえる。
ドリンクメニューは約100種類。約30種類の焼酎(各450円)をメーンに、ビール(各500円)、果実酒(各500円)、酎ハイ(各450円)、ワイン(550円)、ホッピー(500円)などで、手ごろな価格に設定した。「たくさん飲んでほしいので、表面張力を超えるほどなみなみとついでしまう。気をつけて受け取ってもらえれば」と、永淵さんは笑顔を見せる。
客単価は2,000円。メーンターゲットを40代前後の男性に置くが、20代から年配客まで幅広い層が訪れ、女性の一人客も多いという。永淵さんは「東北で一番狭いかもしれない店ですが(笑)、気軽に遊びに来ていただければ」と話す。
営業時間は、18時~翌2時。水曜定休。