仙台うみの杜水族館にツメナシカワウソ仲間入り 展示は国内で3館のみ

飼育員から餌をもらうツメナシカワウソの「ソラ」

飼育員から餌をもらうツメナシカワウソの「ソラ」

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 仙台うみの杜(もり)水族館(仙台市宮城野区中野4、TEL 022-355-2222)2階「世界のうみ アフリカ」ゾーンに11月19日、ツメナシカワウソ2匹が仲間入りした。

好奇心旺盛な「くるり」

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 アフリカ南部に広く分布するツメナシカワウソは前足にほぼ爪がなく、丸みを帯びた指先を器用に使うのが特徴。同館広報担当者は「カワウソは世界中に12種類の仲間がいるが、その中でも3番目に体が大きく、水族館や動物園でよく見られるコツメカワウソと比較しても体重が2~3倍になる」と説明する。

 東北エリアでのカワウソの飼育は少なく、中でも国内で飼育されているツメナシカワウソは7匹のみ。「伊勢夫婦岩ふれあい水族館」(三重県伊勢市)、「高知県立のいち動物公園」(高知県香南市)で展示されている。

 今回同館に仲間入りしたのは、伊勢夫婦岩ふれあい水族館出身の「くるり」(1歳、雌)と、高知県立のいち動物公園出身の「ソラ」(4歳、雄)の2匹。くるりは鼻にあるピンク色の斑点、ソラは茶色い鼻が見分けるポイントという。

 展示開始から1週間がたち、「来館者からは『かわいい』との声を多数いただいており、熱心に写真や動画を撮っている方をお見かけする」と同担当者。「走ったり、泳いだり、眠ったりと魅力的な姿をたくさん見せてくれるので、会いに来ていただければ」と呼び掛ける。

 当面は2匹の体調を考慮して交互に展示し、今後は2匹の相性を見ながら一緒の展示を検討するという。

 開館時間は9時~17時30分(最終入館は30分前)。入館料は、大人=2,100円、高校生・中学生・シニア(65歳以上)=1,600円、小学生=1,100円、幼児(4歳以上)=600円。

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