住友商事(東京都中央区)と住商アーバン開発(同)は2月22日、仙台市地下鉄南北線泉中央駅前に新たな商業施設「セルバテラス」を今秋開業すると発表した。
仙台市営地下鉄南北線泉中央駅前、タクシープール、バスロータリーに隣接した交通利便性の高い立地に開業する同施設。近隣には1999年に開業した「セルバ」、2013年にイトーヨーカドーから大規模改装した「アリオ」がある。同時期には、北側隣接地に仙台循環器病センターも移転開業を控える。
建物は、地上4階・地下1階建て、延べ床面積は約1万3500平方メートル、店舗面積は約5000平方メートル。1~3階に約30店舗が入居する予定で、1階=プレミアムフード&レストランフロア、2階=くつろぎのライフスタイルフロア、3階=コミュニティー、ライフスタイルフロアで構成する。駅直結の1階には食ゾーンを配置し、食物販店舗や専門レストランを集積。ペデストリアンデッキとつながる2階には、利便性の高いサービス店舗のほか、テラス席を併設する開放的なカフェレストランなどを導入するという。
「商業施設は人々の豊かな生活を支え育む生活拠点であるべき」との考えから、「街に開かれ、街になじみ溶け込む空間づくりを目指し、駅前に面したエリアにテラスを設け、外向き店舗を配す」という住友商事グループ。
既存のセルバと併せて、「地域コミュニティーの中心となるべく、食品・飲食ゾーンの充実、都市生活サービス機能を取り込んだ『まちづくり型商業開発』を行うと共に、街の魅力を向上させ、永続的な地域の振興・活性化につなげるべく、地域の歴史や価値観を理解し、これらの特性を生かした開発運営を行っていく」という。