仙台駅東口の焼き肉店「伊達哉(だてなり) 其ノ壱」(仙台市宮城野区榴岡4、TEL 022-299-5106)で提供している牛タン「伊達な昇り龍」が話題を集めている。
「宮城の食材を丸ごと味わえる店」として2008年にオープンした同店。A4ランクの仙台黒毛和牛を中心に、県内産の魚介類や野菜などを提供。利用客の中心は30~50代の会社員やカップル・観光客などで、リピーターも多いという。
「伊達な昇り龍」は昨年6月、「震災復興で宮城に来られたお客さまに喜んでいただきたい」と提供開始。歯応えのある牛タンの「サガリ」を使い、包丁で細かく切り込みを入れて特製みそダレで味付け。長さ約1メートル、重さは250グラム以上で、その形を「龍のウロコ」に見立ててネーミングした。価格は1,980円。
店員が「昇り龍封印」と書かれたつぼから肉を取り出して網の上で焼き、はさみで切って提供する。「ホルモンのような食感が特徴。4人でもおなかいっぱいになるくらいのボリューム」(店長の阿部遊京さん)。提供開始直後から、その珍しさで注文が相次ぎ早くも看板商品の一つになったが、「辰(たつ)年の縁起物」としてテレビで取り上げられたことから、同メニュー目当ての来店客がさらに増えたという。
「ご注文いただいたお客さまの運気が昇り龍のように上がって、良い一年を過ごしていただければ」と阿部さん。
営業時間は17時~23時。