「仙台うみの杜(もり)水族館」(仙台市宮城野区中野4、TEL 022-355-2222)で6月22日・23日、「おひとりさまナイト水族館」が開催される。
純粋に水族館を楽しみたい「おひとりさま」のニーズを満たすことを目的に企画された同イベント。今年1月に初開催され、2日間で約450人が参加。年齢層は20~40代が中心で、7割が女性だったという。「大水槽で座って眺める方、くまなくじっくり見て回る方、いろいろなところでひたすら写真を撮っている方、一つの水槽と向き合う方と、人それぞれの過ごし方をしていらっしゃった」と同館副館長の和田淳太さん。参加者からの「ぜひ2回目も」「定例化してほしい」「今度は暖かい時期に」という声を受け、2回目の開催を決めた。
当日は大水槽「いのちきらめく うみ」エリアに椅子を設置し、アロマとキャンドルライトで雰囲気を演出。飼育スタッフがコンシェルジュとなって生き物の魅力を解説する「コンシェルジュサービス」や、手持ちのスマートフォンとイヤホンで聞く「藤森館長のガイドアナウンスサービス」第2弾も用意する。前回は立ち入り禁止となっていた「うみの杜スタジアム」も見学可能とした。
今回も参加者向けに、「周りの目を気にせず、純粋に水族館を楽しむべし」「私語は極力控えるべし」「ナンパ・迷惑行為は厳禁。指定場所(フードコート)以外での交流を慎むべし」など、「おひとりさま十則」を作成した。前回は「皆さんしっかりと守ってくれていて、お客さま同士も互いに配慮されているなど、非常にマナーがよかったので、トラブルは一切なかった。それがまた心地よい空間を生み出していた」と和田さん。
「多くのお客さまがいらっしゃるのに、誰もしゃべらず、ただ水槽のモーター音とカメラのシャッターの音がするだけの不思議な空間、不思議な連帯感を感じた。この不思議で心地よい空間を、周りの目を気にせず存分に体験していただきたい」と呼び掛ける。
開催時間は両日とも19時~21時30分(最終入館は21時)。料金は、大人=1,800円、中高生・シニア=1,300円。