仙台「ねの吉」のクリームチーズ、話題に-新たな名産品目指す

「情熱工房 ねの吉」の「情熱クリームチーズ」(左)と「誘惑クリームチーズ」(右)

「情熱工房 ねの吉」の「情熱クリームチーズ」(左)と「誘惑クリームチーズ」(右)

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 仙台市若林区に工房を構える「情熱工房 ねの吉」(仙台市若林区伊在屋敷)のクリームチーズが話題を集めている。

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 商品を手掛ける星野知宏さんは東京から地元・宮城に戻り再就職活動を行っていた際、幼いころに祖母が作ってくれたおやつをふと思い出したという。「沸かした牛乳からクリームチーズのようになっていくのが不思議で、おばあちゃんは魔法使いなんだと思った(笑)」と星野さん。その様子を思い出しながら自作して知人などに振る舞うと評判が良かったこともあり、「これに懸けてみようと思った」。

 宮城県産のさまざまな牛乳で試作を重ね、「とてもやさしい味で自然の香りがする」大郷町・菊池牧場の「放飼牛乳」を使って完成。昨年12月には、サンモール一番町商店街で開催されている産直市場「マルシェ・ジャポン センダイ」に初出店。予想以上の売れ行きを実感し、回を重ねるごとにリピーターも増えてきたことから、今年3月に工房を開設した。

 商品ラインアップは、「しっとりなめらかな食感とあっさりした味わい」が特徴の「情熱クリームチーズ」(150グラム=500円、250グラム=800円)と、「バニラビーンズの香りとほんのりとした甘み」が特徴のデザート系クリームチーズ「誘惑クリームチーズ」(150グラム=500円、250グラム=800円)の2種類。「『情熱』はかつお節とネギ・しょうゆで冷ややっこ風にしたり、生ハムで巻いたり、サケや塩昆布と一緒におにぎりの具にするのもおすすめ。『誘惑』はマーマレードやアンズ系のジャムと一緒にパンやクラッカーに乗せて食べるとおいしい」と星野さん。

 現在は工房と市内の契約店、インターネットでの販売を行うほか、飲食店へも提供。星野さん「仙台発の新しい名産品を目指したい」と意気込む。

 工房の営業時間は11時~17時(イベントや催事への出店時は休み)。

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