仙台三越(仙台市青葉区一番町4)本館7階ホールで8月5日から、漫画家・萩尾望都さんの複製原画展「萩尾望都の世界展~少女漫画家の女神~」が開催される。
萩尾さんは1969(昭和44)年に漫画「ルルとミミ」でデビューし、昨年漫画家活動40周年を迎えた。代表作に、本格的SF少女漫画「11人いる!」、吸血鬼伝説を題材にした「ポーの一族」、夢と現実をテーマにした「バルバラ異界」などがある。
仙台で萩尾さんの展示会が行われるのは今回が初めて。展示されるのは、これまでの発表作品の中から選んだ複製原画約60点。同展実行委員会の担当者は「いずれも、一つの絵画作品やアートとして見ていただけるほど迫力があるものばかり」と話す。
版画の展示販売も行う。価格は4万円台~15万円前後。作品「ポーの一族」から「ペニー・レイン」「クック・ロビンの歌」「小鳥の巣」、作品「銀の三角」から「いのりのあさ」「夢狩りの夕べ」の計5点は新作。いずれも直筆サイン、エディションナンバー入り。
ポストカード、クリアファイル、しおり、ハンドタオル、トートバッグ、タンブラー、ハンドミラーなど20種類以上のオリジナルグッズ(157円~1万500円)も販売。中でも「目玉」は、数量限定の萩尾さんプロデュース香水「Cher Marrybell」(6,825円)。昨年販売した「vie de poe」に続く第2弾で、「『ポーの一族』の主人公・エドガーから、最愛の妹、メリー・ベルに贈る香りをイメージしたもの。バラの香りが甘く広がる穏やかな香り」(同担当者)だという。
同担当者は「萩尾先生ファンの30代後半~40代の方々はもちろん、まだ萩尾先生の作品に触れたことのない方にもぜひ足を運んでいただき、作品を読んでもらうきっかけになれば」と話す。
開催時間は10時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。今月10日まで。