メディアテークで特集上映「スクリーンに描かれた街 仙台」-劇場未公開作も

伊坂幸太郎さん原作、仙台・宮城ロケ映画「ゴールデンスランバー」(写真提供:東宝)

伊坂幸太郎さん原作、仙台・宮城ロケ映画「ゴールデンスランバー」(写真提供:東宝)

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 せんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町)は6月5日から、特集上映「スクリーンに描かれた街 仙台」を開催する。

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 同企画は仙台を舞台に作られた新旧の映画・映像作品を6日間・21回にわたって上映するもの。同館企画・活動支援室の亘理よし子さんは「『ゴールデンスランバー』など地元ロケの話題作が増えた仙台だが、過去にも仙台が舞台となっているものがたくさんある。それらの作品にも注目していただき、街の魅力を再発見してほしい」と話す。

 上映作品は仙台在住の小説家・佐伯一麦さん原作で劇場未公開の「ア・ルース・ボーイ」、今年4月に逝去した井上ひさしさんが仙台一高で過ごした青春時代を基に書いた同名小説の映画化「青葉繁れる」、伊坂幸太郎さん原作・中村義洋監督作品「ゴールデンスランバー」「アヒルと鴨のコインロッカー」など11作品。

 世界的に知られる諏訪敦彦監督が若手時代に県内のテレビ局・東日本放送で制作した「ハリウッドを駈けた怪優 異端の人・上山草人」も上映。同作は1920年代にハリウッドで活躍した宮城県出身の俳優・上山草人さんを奥田瑛二さんが演じたドキュメンタリー・ドラマ。

 「小日向文世さんがブレイク直前に心優しいオカマ役を好演した『非・バランス』や、制作会社の内紛のためお蔵入りした『ア・ルース・ボーイ』など、仙台ロケの隠れた名作を上映する。ぜひ多くの方に楽しんでいただければ」と亘理さん。期間中、ゲストとして佐伯一麦さん、諏訪敦彦監督、中村義洋監督も来場を予定。

 会場は7階スタジオシアター。上映開始は11時、14時、17時、19時の4回。入場料は、「非・バランス」「オハイエ!」「青葉繁れる」「ゴールデンスランバー」=1,000円、ほか7作品=無料。同10日まで。

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