まちを清掃しながらカラスコを捕獲-「カラスコ監視隊」に市民ら40人

仙台市内で行われた「カラスコ監視隊」の模様。40人の市民らが、清掃活動をしながら挙動不審なカラスコを監視した

仙台市内で行われた「カラスコ監視隊」の模様。40人の市民らが、清掃活動をしながら挙動不審なカラスコを監視した

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 東北楽天ゴールデンイーグルスを運営する楽天野球団(仙台市宮城野区宮城野2)は9月26日、同球団の非公認キャラクター・Mr.カラスコの捕獲に成功した。

隊員の女の子からハンガーを受け取るカラスコ

 球場に乱入してバイクを乗り回すなどの突飛な行動で球団関係者が手を焼くMr.カラスコ。そんなカラスコを捕獲するため、同球団では2005年に「カラスコ監視隊」を発足。市民とともに街中のゴミを拾い集めながら、カラスコを監視する活動を行ってきた。

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 今回、球団は森トラスト(東京都港区)が建設中の大型複合施設「仙台トラストシティ」(仙台市青葉区一番町1)にカラスコが巣を作ろうとたくらんでいるという情報を入手し、監視隊に出動を要請。募集によって集まった16組40人の市民のほか、特殊部隊隊長として宮城県観光PRキャラクターの「むすび丸」と、Jリーグ・ベガルタ仙台公式マスコット「ベガッ太」も参加した。

 当日8時、隊員たちは仙台駅前のペデストリアンデッキに集合し、捕獲ルートなどを確認。巣作りに使うハンガーをカラスコに大量に手渡し、動きを鈍くさせるという作戦も伝えられた。するとそこへカラスコが出没。むすび丸に危害を加えた後、仙台トラスト方面へと向かった。隊員たちも地域清掃ゴミ袋と火ばさみを手に、監視をスタート。警戒されないよう道や植え込みに落ちているたばこの吸い殻や紙くず・ガムなどを拾い集めながら、カラスコの後を追った。

 「仙台トラストシティ」建設現場にたどり着いたカラスコは、中で巣作りをさせるようにと猛アピール。注意が散漫になったところを隊員たちが一斉に飛び掛かり、捕獲に成功。任務を終えた参加者たちには「カラスコ監視隊員」の証と記念品が贈られた。

 監視隊のムネ隊長は「隊員皆さんのおかげで無事にカラスコを捕獲できてうれしく思う」と話す一方、「たばこの吸い殻が非常に多く、それを小さいお子さんが拾っているという姿を見て悲しく思った」という。「こうした活動が、ご家族でゴミのポイ捨てについて考えていただき、普段からゴミ拾いを意識していただくきっかけになれば」と期待を寄せた。