「かぶと虫の森」今年もにぎわう-梅雨明け前の1カ月で300組に

記者が見つけたカブトムシ。「昼は木の根元などのくぼみ、朝夕は樹液の出ている大きな木が狙い目」だという

記者が見つけたカブトムシ。「昼は木の根元などのくぼみ、朝夕は樹液の出ている大きな木が狙い目」だという

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 仙台市青葉区の北環状線沿いにある「かぶと虫の森」(仙台市青葉区芋沢権現森山、TEL 022-278-2313)が、今年も多くの家族連れでにぎわいをみせている。

森で見つけたカブトムシ

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 同施設はカブトムシ・クワガタ採集のほか、釣りやバーベキュー、レンタルバギーなどが楽しめる野外レジャースポット。造園業を営む三興商事(同)が昨年6月、「自然の森に入って自然のままの虫たちに触れることのできる場所を提供したい」(同社社長の縄田昭さん)とオープンした。敷地面積は約1,000坪。

 昨年は営業期間の3カ月間で約1,000組が来場。今年も5月ごろから問い合わせがあり、7月1日のオープンから1カ月で約300組が利用した。「小さなお子さんを連れたご家族のほか、観光客の方も多い。朝の早い時間帯で20組いらっしゃることも」(同)あり、既に森には「子どもたちが歩いてできた『けもの道』もある(笑)」という。

 子ども連れの利用者は、「自分たちが昔、自然の中で味わった経験を子どもたちにも体験させたいという人がほとんど」(同)だという。縄田さんは「自然の森に入ったことのある人にしかわからない木や土の香りを感じてほしい。遠くへ旅行に行けないという方も弁当を持って来て一日中遊んでいただき、夏休みの思い出をつくってもらえれば」と話す。

 仙台ではまだ梅雨明けが発表されず、低温が続いていることもあってカブトムシの大きさは約5センチとやや小さめ。数も今のところ昨年より少なめだが、「じっくり探してもらえば必ず見つかる。捕獲の狙い目は朝と夕方」(同)とアドバイスする。

 営業時間は9時~18時(土曜・日曜・祝日は7時~18時)。利用料金は1組1,000円(3人まで、1人追加につき300円)。8月末日まで。

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