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仙台短篇映画祭、25年目の開催へ 阪元裕吾監督特集など10プログラム展開

阪元監督が大学時代に制作した作品「ベー。」(写真提供=仙台短篇映画祭実行委員会)

阪元監督が大学時代に制作した作品「ベー。」(写真提供=仙台短篇映画祭実行委員会)

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 仙台の映画館で上映される機会の少ない国内外の短編映画や自主制作作品を上映する「ショートピース!仙台短篇(たんぺん)映画祭2025」が9月20日から、せんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町)7階スタジオシアターで開かれる。

「新しい才能に出会う」上映作品の一つ「逆流」

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 市内の社会人や学生を中心とした有志で構成する実行委員会が2001(平成13)年から開催している「ショートピース!仙台短篇映画祭」。25回目となる今年は「映画でつながる過去と未来」をテーマに掲げる。

 同映画祭の一つの柱でもある公募作品上映プログラム「新しい才能に出会う」、県内の高校生が授業や部活動で制作したオリジナル作品を無料上映する「高校生プログラム」、ひらのりょう監督と渡辺佐吉監督作品を上映する「アニメから未来をみつめて」、2009(平成21)年の南三陸町や東松島市の風景がスクリーンによみがえる「失われた風景を探して~パンドラの匣(はこ)」、アリス・ギイのフランス時代の作品を含むゴーモン社提供のサイレント作品を上映する「アリス・ギイとゴーモン社 20世紀初頭のフランス短編映画集」、阪元裕吾監督が大学時代に制作した作品や商業デビュー後の作品を上映する「『阪元裕吾短篇作品集』阪元裕吾監督の短篇映画の変遷を辿(たど)る。」など、4日間で10プログラムを展開する。

 実行委員会の担当者は「100年前の映画から、今を生きる20代の監督たちの作品に加え、さまざまな人に映画を楽しんでもらえるユニバーサルなプログラムまで、高校生も企画に加わり、スタッフが練りに練って作り上げたプログラム」と自信を見せる。「ここでしか出合うことのできない作品ばかりで、映画祭だからこそのゲストトークもあり、見どころや聞きどころも満載。タイトルでも出演者でも、チラシに載っている写真でも、きっかけは何でもいいので、ちょっと気になる作品を確かめに見て来てもらえたら」と呼びかける。

 チケット(1プログラム)は、前売り=1,300円、当日=1,500円、高校生以下・65歳以上・障害者(および介添え者1人まで)=800円。フリーパスは5,500円。一部無料プログラムあり。今月23日まで。期間中、7階スタジオaでは、これまで県内で撮影された映画のロケ地マップや場面写真を展示する「せんだい・宮城フィルムコミッションパネル展」も開催する。

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