
ケヤキ並木をアートで彩るイベント「定禅寺アートストリート2025」が8月23日から、仙台市青葉区の定禅寺通や西公園、近辺の施設で開催される。主催は、仙台市、定禅寺通街づくり協議会、一般社団法人定禅寺通エリアマネジメント。
仙台市が定禅寺通の再整備工事の完了後を見据え、新たな魅力やにぎわいを創出することを目指す「定禅寺通アート・エンタメ創出事業」の一環として実証実験的に行う。仙台のギャラリー「ターンアラウンド」代表の関本欣哉さんがディレクターを務め、美術家・青野文昭さん、彫刻家・翁ひろみさん、画家・樋口佳絵さんなど、仙台・東北ゆかりのアーティストによる作品展示や公開制作をはじめ、仙台在住の写真家が街の風景を記録として残すプロジェクト「仙台コレクション」の写真展示、タップダンサー・熊谷和徳さんやピアニスト・秩父英里さんなど、さまざまなジャンルのアーティストによる演奏やパフォーマンス披露を展開する。
建築家の藤本壮介さんと建築史家・建築批評家の五十嵐太郎さんによるトークイベント、定禅寺通の移り変わりをアートと建築でたどりながら街を体験するスタンプラリーも企画する。
8月30日・31日には関連イベントとして、せんだいメディアテークで「東北芸工大クリエイティブ・スクール」を開催。東北芸術工科大学(山形市)の教員をはじめ、デザインやまちづくり、エンターテインメントの専門家による市民向け講座を開く。
郡和子仙台市長は「本市のシンボルロードとして皆さんに親しんでいただいている定禅寺通に、アートやエンタメで新たな魅力やにぎわいを生み出すことを目指して、実験的に今回初めて開催する。この機会に定禅寺通に足を運んでもらい、いつもとは違う風景とアート・エンタメとの出合いを楽しんでもらえたら」と呼びかける。
9月7日まで。