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「街の住みここちランキング」で杜せきのしたが2年連続1位 2位は長町南

2年連続1位になった「杜せきのした」駅プラットホーム

2年連続1位になった「杜せきのした」駅プラットホーム

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 大東建託(東京都港区)が6月25日、居住満足度調査に基づく「街の住みここちランキング」を発表し、宮城県版駅ランキングで「杜(もり)せきのした」が2年連続1位になった。

2位の長町南

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 20歳以上の男女を対象に、居住している街について5段階で評価してもらい5年分の回答を累積し平均値で割り出す同ランキング。2021年~2025年の計1万5295人の回答を基にした2025年版の結果は、1位=杜せきのした(仙台空港鉄道)、2位=長町南(地下鉄南北線)、3位=大町西公園エリア(地下鉄東西線)、4位=北四番丁(地下鉄南北線)、5位=富沢(同)となった。

 杜せきのしたは2023年までランキングの集計対象外だったが、昨年初のランクインで1位になり、2年連続の首位となった。ただし、回答数は上位20位の中で最も少ない。同駅は市役所、文化会館、市民体育館などが近く、無料屋内遊戯施設や子育て支援拠点のある大型商業施設「イオンモール名取」に直結。仙台市内と仙台空港へのアクセスも良く、名取市の職員は「多方面に置いて生活利便性が高い地区」とする。居住者からのコメントでも、閑静な環境でありながら大型商業施設が近くにあることに加え、郵便局や病院が近くにあることが挙げられた。大東建託の回答因子分析によると、「行政サービス」が全体の2位、「物価家賃」が全体の3位だったという。

 2位の長町南は昨年の5位からランクを上げた。太白区役所の最寄り駅で商業誌越「ザ・モール仙台長町」「ララガーデン長町」と直結し、周囲にはマンションや戸建て住宅が立ち並ぶ。居住者のコメントでは、JR、地下鉄、バスが利用できる交通の便の良さや、交番や消防署、医療機関や学校などの施設が多いことも挙げられた。因子分析では「生活利便性」が全体の1位だった。

 3位の大町西公園エリアは大町西公園駅と青葉通一番町駅を統合したもので、昨年から順位を1つ落とした。仙台の桜の名所に数えられる西公園に隣接し、博物館や美術館も近いエリアで、居住者からは、「緑が多く過ごしやすい」「散歩していて気持ちがいい」といったコメントがあった。西公園や青葉通一番町駅周辺の商店街では年間を通じてさまざまなイベントも開かれることから、因子別では「にぎわい」が1位で、「行政サービス」も3位に入った。

 宮城県版自治体ランキングも併せて発表され、1位=富谷市、2位=利府町、3位=仙台市太白区、4位=仙台市青葉区、5位=仙台市若林区だった。

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