「仙台すずめ饅頭(まんじゅう)」を製造販売する「ちゅんちゅん堂」が11月22日、スズメをかたどった新商品「仙台娘(こ)すずめモナカ」の販売を始めた。
1955(昭和30)年創業のスーパーマーケット「生鮮館むらぬし」(仙台市若林区大和町1)が昨年6月、仙台城跡の青葉城本丸会館(青葉区川内)にオープンした「ちゅんちゅん堂」。仙台すずめ踊りや伊達家の家紋などで県民になじみ深いスズメをモチーフにした「仙台すずめ饅頭」を販売し、国内外からの観光客を中心に土産物として人気を集め、昨年だけで約50万個を販売。昨年11月にはオンラインショップを開設し、今年9月にはエスパル仙台店(青葉区中央1)を出店した。
スズメをモチーフにした和菓子商品の第2弾となる「仙台娘すずめモナカ」は、仙台すずめ饅頭と同じ形で、より小ぶりなサイズ。生鮮館むらぬし社長の村主芳治さんは「仙台すずめ饅頭がかわいいと評判で、もっとかわいいものを作ろうということになり、小さいスズメが何匹もいたらかわいいのではというアイデアからスタートした」と明かす。
石川・金沢の「種工匠(たねこうしょう)土田」が製造するさくさくとした食感のもなかの皮に、「粒あん」「黒ごま」「仙台味噌(みそ)あん」「ゆず」の4種類のあんを合わせる。村主さんのお薦めは仙台味噌あん。「仙台色を出したいと考え、ジョウセンさん(仙台味噌醤油株式会社)の仙台みそを使い、こくのあるみそと上品な甘さが調和した甘じょっぱい味わいに仕上げた」と話す。「観光の土産だけでなく、手土産や贈り物にも利用してもらえれば」とも。
1箱4袋入りで、1袋2個入り。価格は、粒あん、黒ごま=1,350円、仙台味噌あん、ゆず=1,400円。4種類各3袋入りの箱(3,980円)も用意する。今後は1袋での販売も予定。現在はエスパル仙台店とオンラインショップで取り扱う。