「東北イラストレーターズクラブ」の2024年度クラブ展「まいにちのいいこと展」が11月11日から、ウェブ上で開催されている。
イラストレーターの地位向上と親睦を目的に1995(平成7)年に発足し、現在は33人が所属する同クラブ。年に1回の作品ファイル発行とクラブ展のほか、ウェブサイトで情報発信を行っている。クラブ展はこれまで市内の会場で行っていたが、発足30周年の節目を迎える来年に向けて、より多くの人にクラブの存在を知ってもらいたいと、ウェブでの開催を決めたという。
今年のテーマは「まいにちのいいこと」。メンバーの一人でクラブ展広報担当の佐々木奈菜さんは「何でもない一日の中に小さな幸せが隠れている、ということを感じられる展示にしたいという思いが込められている」と話す。
28人が出展し、会期中毎日2作家分の作品をインスタグラムとフェイスブックで公開する。ウェブ上であることを生かして、静止画だけでなくアニメーション作品も。2021年にコロナ禍の影響で会場が閉鎖となり急きょオンライン開催になった経験も生かされているという。「その時に意外とたくさんの方に見ていただけたので、今回も多くの方に見てもらえたら」と佐々木さん。
「作品を見た方がほっこりした気持ちになったり、笑顔になったりしてくれたらいいなという気持ちで皆さん制作している。ウェブで簡単に見られるので、それぞれが描く毎日の『ちょっといいこと』を楽しんでもらえたら」と呼びかける。
今月24日まで。