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仙台市とフジパンが連携協定 東北の農産物・特産品使った商品を毎月展開

フジパンの今村さん(左)、仙台市の高橋新悦副市長。26日に行われた協定締結発表会で

フジパンの今村さん(左)、仙台市の高橋新悦副市長。26日に行われた協定締結発表会で

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 フジパン(名古屋市)が9月26日、地域経済発展に寄与することを目的にした連携協定を仙台市と締結した。10月1日から、東北の農産物や特産品を使ったパンを毎月発売する。

第1弾として10月1日から販売する4商品

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 2011(平成23)年3月、東北エリアの拠点として岩沼市に東北フジパン仙台工場を設立した同社。翌月からの稼働を予定していたが、直後に発生した東日本大震災による津波被害を受けた。同年10月に稼働にこぎ着け、現在では東北エリアでの製造・物流拠点となっている。

 第1弾として販売するのは4商品。国産小麦粉「けっぱれ!東北」を使った黒糖風味のコッペパンでミルク風味のクリームをサンドした「黒コッペ 東北産小麦」(152円)、蔵王の牛乳を使ったミルクホイップをサンドした「クロワッサンサンド 蔵王ミルクホイップ」(118円)、宮城県産大豆のきな粉を使ったあんと黒蜜ソースを包んで揚げたドーナツ「もっちーり 黒蜜&きなこ」(122円)、県産イチゴを使ったジャムとマーガリンを高加水生地のパンでサンドした「ちぎれるサンド 宮城いちご&マーガリン」(129円)。

 フジパン関東事業部長の今村徹さんは「東北の皆さんに喜んでもらえるフレッシュなパンをお届けするのがわれわれの使命。東北の農産品や特産品を使った特徴ある商品を作れたと感じているので、食べてもらいたい」と話す。

 仙台市が東北の広域観光推進と経済活性化を目的として昨年度から展開している「more TOHOKUプロジェクト」と連携。商品パッケージにロゴや2次元コードを印刷し、more TOHOKUのウェブサイトでは商品に使われた農産品の産地周辺の観光モデルコースを紹介する。

 10月限定商品として東日本エリア(北海道を除く)のスーパーやコンビニエンスストアなどの量販店で販売する(「黒コッペ 東北産小麦」のみ東北6県で来年3月まで販売)。11月は東北産の果物を使ったパンの販売を予定する。

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