仙台市青葉区に「パーフェクトビアキッチン仙台」(国分町3、TEL 080-3329-6985)がオープンして2カ月がたった。
PERFECT BEER(東京都)が関東を中心に20店以上展開する「パーフェクトビアキッチン」の東北初店舗。栗原市出身で飲食の経験もあった浅野恭一さんが2月、「ビールのおいしさ」を打ち出す同店の存在を知り、都内の店舗で実際に味を確かめた上でフランチャイズ開業を決断し、7月18日にオープンした。店舗面積は12.57坪。席数は、カウンター=12席、テーブル=4卓10席。
ビールは、サーバーのメンテナンス、たるの鮮度管理、グラスの洗浄、ガス圧管理を徹底し、「毎朝、毎晩テイスティングして、いつでも同じ品質のビールを出せるようにしている」という。定番のハートランドのほか、一番搾り黒生、たる替わりビール(以上777円)をそろえる。「最初の一口で半分くらい飲むお客さんが多く、自分が感動したビールの味わいがお客さんにも伝わっていると感じる」と手応えを話す。
ハーフ&ハーフや、ハートランドに一番搾り黒生の泡を注ぐ「オリジナルブレンド」(以上777円)も用意。浅野さんによると、糖度の違いで黒生が沈んで生まれるグラデーションと、最初の一口と飲み切る時の味わいの違いも楽しめるという。泡だけを注ぐチェコ流の「ミルコ」(777円)や、泡を入れない「ピリピリ」(888円)といった飲み方でも提供する。「炭酸をダイレクトに感じることができ、ビール本来の香りや味を体感できるのでビール好きにはピリピリをお薦めしている」と浅野さん。
パーフェクトビアキッチン全店で来店ポイントに応じてビールが割引になるアプリ会員、ビールが半額になるサブスク会員(月額2,580円)も用意する。
フードの看板メニューは、ビールが入ったたれに漬け込んだ鶏の唐揚げ「ビアチキ」。一番人気のもも肉(820円)のほか、ささみ肉(750円)、やげん軟骨(680円)、ヤンニョムチキン(920円)などをラインアップ。黒ビールでポテトを煮込む「ビアポテサラ」や、ピリ辛の「ビール専用ギョーザ」(以上680円)も人気という。
平日は20代後半~50代の会社員やカップルを中心に、「おひとりさま」や土曜・日曜・祝日は近隣に住む夫婦の利用も多い。「お客さん同士やスタッフとの会話も弾む雰囲気の店なので、気軽に来店してほしい」と浅野さん。「ほかでは飲めないと言ってもらえるようなたる生ビールを毎日提供したい」と意気込む。
営業時間は17時~23時(土曜・日曜・祝日は15時から)。