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ニシキヤキッチンが「笹かまぼこカレー」販売 ささ圭とコラボ、新たな名物に

「笹かまぼこカレー」調理例(写真提供=ニシキヤキッチン)

「笹かまぼこカレー」調理例(写真提供=ニシキヤキッチン)

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 レトルト食品メーカー「にしき食品」(岩沼市)直営店舗の「NISHIKIYA KITCHEN(ニシキヤキッチン)」が6月3日、名取市の笹(ささ)かまぼこメーカー「ささ圭」とコラボレーションしたレトルトカレー「笹かまぼこカレー」の販売を始めた。

店頭で販売する「笹かまぼこカレー」

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 「新たな仙台名物となるような商品を作りたい」と企画した商品。同社広報担当の長坂歩美さんは「仙台の名産品といえば笹かまぼこが有名だが、笹かまぼこが入ったカレーはなかなか見かけないことから、同じ仙南の企業であるささ圭さんにお声がけした」と話す。

 ささ圭がレトルトカレー専用に製造した笹かまぼこを2枚丸ごと使い、笹かまぼこに合うようにだしを利かせた和風の味わいに仕上げた。ささ圭常務の佐々木堯さんは「通常の笹かまぼこはレトルト殺菌した際、熱と圧力に耐えられず食感が悪くなったり、崩れたりする場合がある。レトルト加熱に耐え得る、笹かま特有の食感を残すためにすり身の素材、配合比、すり方を試行錯誤した」と話す。

 隠し味にパルメザンチーズを加えてこくとうまみを出したという。長坂さんは「レトルト殺菌釜で煮込み調理をすると、笹かまぼこのうまみがソースに溶け出してくることを考えて、バランスが良くなるようにソースの配合を工夫した」とも。

 「常温で長期保存可能が可能なので、お持ち帰りにもぴったりの商品。仙台の新たな土産として、たくさんの方に手に取ってもらえれば」と呼びかける。

 内容量は200グラムで、価格は500円。売り上げの10%は、にしき食品から能登半島地震の被災地に寄付する。ニシキヤキッチン各店とオンラインショップのほか、東北管内の郵便局(一部を除く)で取り扱う。

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