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阿部蒲鉾店が期間限定「杜のひょうたん揚げ」 仙台・青葉まつり40周年記念で

開発を手がけた同社品質保証部部長の阿部全朗さん(左)と吉田和佳菜さん。「杜のひょうたん揚げ」を手に

開発を手がけた同社品質保証部部長の阿部全朗さん(左)と吉田和佳菜さん。「杜のひょうたん揚げ」を手に

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 阿部蒲鉾(かまぼこ)店(仙台市青葉区中央2)が4月25日、期間限定で「杜(もり)のひょうたん揚げ」の販売を始めた。

「杜のひょうたん揚げ」(手前)と「ひょうたん揚げ」

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 ひょうたん揚げは、ほんのり塩味の丸いボール状の蒸しかまぼこを甘みのある衣で包んで揚げた同社オリジナルのアメリカンドッグ風スナック。かまぼこを食べる機会が少ない若年層に手軽に食べてもらおうと考案し、1985(昭和60)年の「第1回 仙台・青葉まつり」で初めて販売した。毎年同祭に合わせて販売してきたが、1994(平成6)年6月から本店が通年で取り扱うようになり、「仙台の食べ歩き定番グルメ」として市民や観光客の間で定着。多い時は1日2000本以上が売れるという。現在、楽天モバイルパーク宮城(ホーム戦開催日)やオンライン、冷凍自動販売機でも販売する。

 期間限定商品は、「仙台・青葉まつり」の40周年を記念して開発した。イービス藻類産業研究所(石巻市)が手がける石巻産の藻「ナンノクロロプシス」の粉末を衣に練り込み、「杜の都・仙台」の緑を表現。ほんのりとした磯の香りと程よい塩気の味わいに仕上げた。同研究所によると、ナンノクロロプシスはビタミン、ミネラル、β-カロテン、アミノ酸など61種類の栄養素を含むという。

 開発に当たった阿部蒲鉾店品質保証部部長の阿部全朗さんは「緑色の素材というと抹茶やずんだなどいろいろあるが、かまぼこ屋なので海の物を使いたいと考えた。観光客はもちろん、ひょうたん揚げを40年愛し続けてくれた市民にも食べてもらいたい」と話す。

 価格は400円。阿部蒲鉾店本店ひょうたん揚げ店(中央2)限定で、平日は1日100~200本、祝日は1日300本以上を用意する。5月19日まで。

 同店の営業時間は10時~18時30分。

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