仙台市動物管理センターから譲渡された保護猫の現在の様子を伝える「猫日和写真展」が「猫の日」の2月22日、「八木山動物公園フジサキの杜(もり)」(仙台市太白区八木山本町1、TEL 022-229-0631)ビジターセンター展示室で始まった。
「人と動物が共に健康に生きていけるまち」の実現を目指す動物愛護の拠点として、完全室内飼育・不妊去勢手術など適正飼養の啓発・指導を行っている仙台市動物管理センター(愛称アニパル仙台) 。収容された猫や犬の命を救うため、市民ボランティアや仙台市獣医師会の協力を得ながら希望者への譲渡事業を行い、毎年200頭以上が新しい家族に迎えられている。2022年度は250匹の猫を保護し、117匹を譲渡。一方で96匹がやむなく殺処分となった。
譲渡事業を広く周知しようと、2015(平成27)年度から同展を開催。今年は2022年度にアニパル仙台が譲渡した猫の写真約40点を展示する。譲渡先の家庭で幸せに暮らす様子を撮影した写真と共に、譲渡直後から現在までの様子、飼い主による「うちの子自慢」が記されている。
譲渡後の猫の様子をつづった新しい家族からの手紙、適正飼養や地域猫対策についてのパネル、譲渡猫・犬情報、過去に開催された猫写真展のポスターも展示する。アニパル仙台の職員は「収容されていた猫を家族として迎えていただいた方々が撮影した、心が癒やされる写真の数々を見てもらえれば」と呼びかける。
開園時間は、2月=9時~16時(最終入園は15時)、3月=9時~16時45分(同16時)。水曜休園。入園料は、一般=480円、小中学生=120円、未就学児無料。3月5日まで。