多賀城市が1月15日、原動機付き自転車のオリジナルナンバープレートの交付を始める。
国の特別史跡「多賀城跡」の正門に当たる南門と市花のアヤメをモチーフにしたデザインで、限定300枚を交付する。
724年に創建し、陸奥国府が置かれるなど、古代東北の政治・文化の中心として繁栄した「多賀城」に由来する同市。今年で創建1300年を迎えることから、記念事業の一環として昨年7月から8月にかけてナンバープレートのデザインを公募した。応募があった175作品から6作品を選び、LINEで行った市民投票の結果と選考委員会による採点結果を合わせ、デザインを決定した。
色は排気量により異なり、50cc以下は白(限定180枚)、90cc以下は黄色(限定30枚)、125cc以下はピンク(限定90枚)。原動機付き自転車の購入や譲渡、転入によって新しく多賀城市で登録する人、対象車種の原動機付自転車を所有し、従来の多賀城市のナンバープレートの交付を受けている人が対象。多賀城市役所1階の税務課窓口で受け付ける。
多賀城市企画経営部税務課市民税係担当者は「オリジナルナンバープレートのデザインを考え応募してもらう過程の中で、市の魅力や郷土愛を再認識いただければと考えた。オリジナルナンバープレートを付けたバイクが街中を走ることによって、市のPRにつながれば」と期待を寄せる。