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仙台駅でホヤ尽くしの駅弁新商品 天ぷら、唐揚げ、酒蒸しに炊き込みご飯

石巻市出身のシンガー・ソングライターでホヤをPRするアイドル「ほやドル」として活動する萌江さん。商品発表会で「ほや弁」をアピールした

石巻市出身のシンガー・ソングライターでホヤをPRするアイドル「ほやドル」として活動する萌江さん。商品発表会で「ほや弁」をアピールした

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 宮城を代表する水産物「ホヤ」を使った駅弁「ほや弁」が9月1日、JR仙台駅の「NewDays」と「NewDays KIOSK」で発売される。

「ほや弁」を試食する萌江さん

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 コロナ禍の影響で外食需要が大きく減ったホヤの販路拡大を目的に、弁当を製造販売する「ウェルネス伯養軒」(仙台市青葉区一番町1)、ホヤ料理専門店を手がける「飛梅」(国分町3)、JR東日本クロスステーションリテールカンパニー仙台支店(花京院1)、水産物加工・販売の「水月堂物産」(石巻市)、業務用米飯と米加工食品の販売を行う「ボン・リー宮城」(利府町)の5社が連携。3月から試作を重ね完成にこぎ着けた。

 内容は、ホヤの天ぷら、唐揚げ、酒蒸し、水月堂物産の加工品「ほや酔明」が入ったポテトサラダ、ほやしょうゆで煮込んだ笹(ささ)かまぼこなどホヤ尽くし。ご飯は、ホヤのうまみを県産ひとめぼれに染み込ませ、「ほや酔明」と一緒に炊いた炊き込みご飯で、通常の弁当より少な目にした。

 ウェルネス伯養軒が駅弁購入客を対象としたアンケートによると、男性は酒のつまみとして買っている人が多く、女性は全体の量は少なくても多くの種類のおかずが食べたいという声が多いという。「そうしたお客さまに満足してもらえる商品にしたいという考えもあり、ご飯を減らした代わりに、しっかりした味付けのおつまみを多彩に盛り込んだ」とウェルネス伯養軒仙台支店長の吉川忍さん。

 「全てのおかずが主役となり得る弁当となっている。お酒に非常に合う商品なので、駅のコンビニでほや弁とお酒を一緒に買って新幹線に乗り込むスタイルが定着するような、仙台の新定番となれば」と期待を寄せる。「漁業関係者や水産業界への応援になるように、広く長く展開していきたい」とも。

 価格は1,450円。10月からはJR仙台駅2階の「駅弁屋 祭」や東京駅での販売も予定する。

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