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仙台・名掛丁に「ダイシン」新業態 コンビニ型ホームセンターで新客層開拓へ

初日に開かれたオープニングセレモニー。アイリスプラザ ダイシンカンパニーの山田社長(中央)、ダイシンネクスト 名掛丁店の三野宮有里店長(左)らがテープカットを行った

初日に開かれたオープニングセレモニー。アイリスプラザ ダイシンカンパニーの山田社長(中央)、ダイシンネクスト 名掛丁店の三野宮有里店長(左)らがテープカットを行った

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 ホームセンター「ダイシン」の新業態「ダイシンネクスト 名掛丁店」(仙台市青葉区中央2、TEL 022-745-1049)が8月4日、ハピナ名掛丁商店街にオープンした。

冷蔵庫や洗濯機などの白物家電も並ぶ

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 アイリスグループのアイリスプラザ ダイシンカンパニー(宮城野区)が展開するホームセンター「ダイシン」。1975(昭和50)年10月25日に1号店となる泉本店(泉区)をオープン。宮城県内に15店舗を展開している。

 新業態となる「ダイシンネクスト」は、「新しく歩み出す」というの意味を込めたダイシンのアンテナショップ。「都市型ホームコンビニエンスストア」をコンセプトに、家電、食品、調理器具、ペット用品、家庭用品、防犯用品など、約2600点の商品をラインアップする。

 市内中心部商店街への出店は今回が初めて。出店場所は昨年4月に閉店した「タカハシ靴店」と昨年10月に閉店した「たかしょう金物本店」の跡地で、数カ月間シャッターが下りた状態だったことから、アイリスグループが地元企業として「仙台の街を盛り上げ、中心商店街のにぎわいを促進したい」と土地を購入。最適な活用方法を検討し、ダイシンネクストの出店を決めたという。

 社長の山田憲弘さんは「会長の大山(アイリスグループの大山健太郎会長)から名掛丁のシャッター街をなくしたい、協力してほしいというメッセージがあった。約3カ月前に店作りをスタートし、仙台七夕まつり前には開けたいという熱い思いでここまで進めてきた」と話す。

 既存の郊外型ダイシンの客層は50~60代が中心。ダイシンネクストでは立地を踏まえ、車を持たない20~30代の女性や近隣のオフィスワーカーをメインターゲットに据える。

 店舗面積は約62坪で、郊外型店舗の約14分の1の広さ。店を入って右側のエリアには「生活の困りごと解決」をテーマに、DIY用品から日用品、防犯・防災用品を配置。美容家電やペット用品、会員制大型スーパー「コストコ」の商品も置く。左側のエリアには、調理家電や白物家電の新製品や特徴のある商品を配置。鍋やフライパン、カトラリーなど調理グッズも展開する。

 山田さんは「新しいスタイルのコンビニ型ホームセンターとして、商店街の魅力向上と地域活性化に貢献したい。名掛丁店でダイシンの良さを知ってもらい、各地域のダイシンにも来店してもらえれば」と呼びかける。

 営業時間は10時~19時。

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