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仙台市内21店で「ぐい呑パスポート」 地元窯元の酒器片手に地酒をはしご

酒器と巾着、日本酒チケット5枚が付いた「ぐい呑パスポート」

酒器と巾着、日本酒チケット5枚が付いた「ぐい呑パスポート」

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 宮城の地酒を「はしご」で楽しむイベント「ぐい呑(のみ)パスポート」が現在、仙台市内の飲食店で開催されている。

酒器は全13種類で「どの酒器が当たるかはお楽しみ」

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 陶磁器卸問屋の瀬戸屋(若林区)が地元の陶芸家、蔵元、飲食店と連携し、日本酒を軸に宮城の食や陶芸を認知してもらい、地域食文化の向上を図ることを目的に企画した。2021年に初開催し、3回目となる。

 前回、前々回とも県内外から600人以上が参加した。参加者からは「地元の陶芸家を知ることができた」「長期間開催しているので、1店ずつじっくり楽しめた」という声があり、参加店は新規客や常連客の獲得につながっているという。

 今回は、「肴処(さかなどころ)やおよろず」「無垢(むく)とうや」「食・酒・笑 にこらす」「にほんしゅ屋nicoシマウマ酒店」「仙臺(せんだい)居酒屋 おはな」「なかぐろ」「お寿司(すし)と旬彩料理たちばな」(以上青葉区)、「大石屋」(宮城野区)など市内飲食店21店舗が参加。「乾坤一(けんこんいち)」「黄金澤(こがねさわ)」「一ノ蔵」「浦霞(うらかすみ)」「日高見」「蒼天伝(そうてんでん)」「山和」「鳳陽(ほうよう)」「天上夢幻」「浪(なみ)の音」「宮寒梅」「阿部勘」「綿屋」など、純米酒を中心に各店で異なる銘柄を提供する。

 宮城の窯元が手がけた酒器と巾着、日本酒チケット5枚が付いた「ぐい呑パスポート」を購入し、参加店に持参することで、チケット1枚につき1杯が飲める。同じ店での利用は1日1杯まで。酒器は全13種類で、「どの酒器が当たるかは箱を開けるまでのお楽しみ」と瀬戸屋取締役の金野知哉さん。第1回、第2回開催時に購入した酒器を持参すれば、追加チケット(5枚=1,650円)の購入で参加できる。

 金野さんは「純米酒をおいしくする形状の酒器を宮城の陶芸家が作り、純米酒に合うさかなを飲食店が提供するなど、各業界が連携して魅力を発信し、宮城の食の祭典として発展することを目指したい」と意気込む。

 ぐい呑パスポートの価格は3,300円。参加各店ほかで販売する。10月31日まで。

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